二分脊椎と診断された2歳の赤ちゃん、杖を持って「歩く」 8秒の動画が世界を魅了

動画はすでに2300万回以上再生されている。
ローマン・ディンケルくん
ローマン・ディンケルくん
Whitney Dinkel / via gofundme.com

2歳の赤ちゃんが杖を使って「歩く」。たった8秒の動画が、世界から注目を集めている。

歩いている男の子、ローマン・ディンケルくんは、犬のマギーに「見て、マギー。ぼく歩いてるよ!」と語りかけている。この動画は、2300万回以上再生されている。

アメリカ・カンザス州に住むローマンくんは二分脊椎という、先天的な病気だと診断された。妊娠20週のとき、超音波検査で脊椎の問題が見つかったのだ。

二分脊椎の診断を受けた人は、生まれてすぐに手術を受けるが、下肢の運動に障がいが残ることも多い。もしかして歩けないかもしれない、という懸念とともにローマンくんは生まれた。しかし、両親は諦めなかった。

両親はフェイスブックで彼の挑戦を記録している。その説明には、こう書かれている。

「彼は、診断をひっくりかえす。これまでも、そしてこれからも」

1年前の2017年には、歩行器を導入し訓練を重ねた。8秒のビデオには長い努力の成果が表れているのだ。

だからだろう。犬のマギーに語りかけるローマンくんの表情は、この上なく誇らしげだ。

この動画は世界で反響を呼び、54万回以上シェアされた。彼のことを支援する募金サイトには、8000ドルを超える寄付が寄せられている。

諦めないーー。そのことの大事さを、2歳の男の子が伝えてくれた。

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