アメリカ・ミシシッピ州の託児所で、ハロウィンのマスクで子どもたちを怖がらせた保育士4人が解雇された。
地元メディア「モンロー・ジャーナル」によると、問題が起きたのはハミルトンにある託児所「リル・ブレッシングズ・チャイルド・ケア&ラーニング・センター」だ。
Facebookに投稿された動画には、映画「スクリーム」のゴーストフェイスマスクを着けた保育士が、子どもを追いかけながら「片づけなさい」と叫ぶ様子が映っている。
別の動画では、マスクをしたスタッフに顔を近づけられ、テーブルで泣き叫ぶ子どももいる。
モンロー郡の保安官事務所とミシシッピ州保健局が事件を調査しているという。
オーナーが即刻処分。利用者からは継続を求める声
この託児所に孫を預けていたブレンダ・ハニーカットさんは、地元テレビ局WTVAに、「自分だったら、その場でスタッフを解雇しただろう」とコメント。「私は、オーナーがこんなことを許さない人であると知っています」と語った。
モンロー・ジャーナルによると、1987年からこの託児所で働き、20年オーナーを務めているシーラ・サンダースさんは、10月5日に動画に気づいた。
動画は9月から10月にかけて撮影されたものであり、サンダースさんは、元スタッフの行動について「容認できるものではない」と語っている。
「この行為に関わった人たちは、もう働いていません。解雇しました。私は現場におらず、彼らがやっていることに気づきませんでした。私はこういう行為を許しませんし、許したこともありません。処分したということをお伝えします」
動画が拡散した後、この託児所を閉鎖せよという声も上がっているが、小さな街では他に子どもを預ける場所を見つけることは難しく、利用者からは継続を求める声が上がっている。
動画の1つに子どもが映っていたキンバリー・スミスさんは、状況を認識していなかったオーナーのサンダースさんやその他の職員を責めるのはやめてほしい、とモンロー・ジャーナルに語っている。
「起きた状況は恐ろしいものだったでしょうか。間違いありません。しかしこの託児所が閉鎖され、残っている人々が悪者扱いされるべきではありません」
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。