
DAVID GRAY via Getty Images
イタリアのヤニック・シナー選手の世界ランクは全豪オープン前に32位だったが、虫の世界ではナンバー1に躍り出たかもしれない。
シナー選手は2月8日に開かれた全豪オープン男子シングルス1回戦で、カナダのデニス・シャポバロフ選手と対戦。試合の途中で、コートに虫がいることに気づいてプレーを止めた。
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中継していたアナウンサーは、虫はコートにとまった蛾ではないかと話している。
シナー選手は注意深く虫をラケットに乗せると、主審の椅子の近くまで運び、容器のようなものの中に落とした。
虫を運ぶ途中、観客席から「隔離させなきゃ」という冗談が聞こえ、笑いが起きた。そして走って戻るシナー選手に、温かな拍手が送られた。
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この試合で、シナー選手は5セット競った末に2ー3で負けたが、観客だけではなくTwitterでも「命を救ってくれてありがとう」「虫に敬意を示す姿勢がとてもいい」といった、同選手を讃えるコメントが投稿されている。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。(翻訳:安田聡子 @satokoysd)