アリゾナ州の野生生物保護区に無許可で立ち入り、食料や水を放置した罪で、アメリカの連邦判事が1月18日、人道支援ボランティアの女性4名に有罪判決を出した。
AP通信などが報じた。
ボランティアの女性たちは、砂漠で命を落とす人々を救う目的だったと主張している。
ワシントンポストによると、数日以内に刑罰が発表される予定で、刑期は連邦刑務所で最長6カ月だという。
4人が所属する支援団体、No More Death(死をなくそう)によると、同保護区は、人里から遠く離れたアリゾナ州とメキシコの国境にある広大なエリア。気温も高く乾燥しており、国境を越える道のりは過酷だという。過去多くの移民がその地域で命を落としたり、行方不明になったりしていることを踏まえて、今回の行動は移民の命を救うためだったと主張している。
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USAトゥデイ紙によると、今回の人道支援ボランティアへの有罪判決は10年ぶり、不法移民や国境取り締まりの厳格化を主張するトランプ大統領政権になって初めてとなる。