アメリカの人気歌手アリアナ・グランデが、米ファッション大手フォーエバー21を相手取り、1000万ドル(約10億円)の損害賠償を求めて提訴した。自身の名前や音楽などを同ブランドや商品の宣伝に許可なく使用したとしている。
9月2日に提出された訴状によると、フォーエバー21が2019年初期にグランデとのコラボを持ちかけたが、グランデ側は「アリアナ・グランデという著名人にとって順当な市場価値を、同社は支払う気持ちがなかった」として拒否していた。
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それにも関わらずフォーエバー21は続行、グランデのアルバムや楽曲『Thank U, Next』やMV『7 Rings』からイメージを盗用したという。
訴状には、グランデのMVからの画像とForever 21のInstagramの写真が比較され、酷似が指摘されている。そして、同社がグランデの商標権を侵害し、誤解を招く広告を展開した、と訴えている。
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また、グランデと弁護士はこれらの内容を削除するよう求めたが、同社は拒否したという。
Forever 21は声明で「会社の方針により、現在進行中の訴訟に関しては現在コメントすることはできない」とした。そして、「とはいえ、(アリアナ・グランデの)申し立てには異議がありますが、私たちはアリアナ・グランデの大きな支持者であり、過去2年間にわたって彼女のライセンス会社に協力してきました。お互いに同意できる解決策を見つけ、今後も一緒に仕事ができることを期待しています」と発表した。
フォーエバー21は、ネットショッピングの動きが強まる中、経営不信が伝えらえていた。8月には、破産法の申請の準備に入った、と報道されている。
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ハフポストUS版の記事を翻訳、編集、加筆しました。