今年のフラッグシップiPhone 12(仮)シリーズは10月14日午前2時(日本時間)のスペシャルイベントで正式発表される見通しです。その直前に、数々の実績ある有名リーカー(注目の未発表製品にまつわる有力情報を発信する人)が4モデル全ての情報を投稿しました。
この噂を発信している「Kang」という人物は、情報サイトAppleTrackによればアップル未発表製品につき97.8%もの的中率を誇っているとのこと。ここ最近でもiPhone SE(2020)の価格やApple Watchの手洗い機能、第4世代iPad Air 4の機能や価格など、6月のWWDC20~9月のスペシャルイベントのいくつかを正確に予測してきました。
しかも、その投稿をやはり実績あるリーカーのIce universe氏がTwitterに転載しており、さらに信ぴょう性が高まっているかたちです。
Kang氏が中国SNS・Weiboに投稿した各モデルのスペックや、予約開始および発売日は以下の通りです。
iPhone 12 mini(5.4インチ)
価格:699ドル(約7万4000円)~
カメラ:デュアルレンズ(f/1.6)
ストレージ:64GB/128GB/256GB
色: ブラック, ホワイト, 赤, 青, 緑
予約日:11月6/7日
発売日:11月13/14日
iPhone 12 (6.1 インチ)
価格: 799ドル~
カメラ:デュアルレンズ(f/1.6)
ストレージ:64GB/128GB/256GB
色: ブラック, ホワイト, 赤, 青, 緑
予約日:10月16/17日
発売日:10月23日/24日
iPhone 12 Pro(6.1インチ)
価格:999ドル~
カメラ:トリプルレンズ(LiDAR+7Pレンズ付き広角、f/1.6、52mm焦点距離望遠、4倍光学ズーム)
ストレージ:128GB/256GB/512GB
色:ゴールド、シルバー、グラファイト、ブルー
予約日:10月16/17日
発売日:10月23日/24日
iPhone 12 Pro Max(6.7インチ)
価格: 1099ドル~
カメラ:トリプルレンズ(LiDAR+7Pレンズ付き広角、f / 1.6、65mm焦点距離望遠、5倍光学ズーム)
ストレージ:128GB/256GB/512GB
色:ゴールド、シルバー、グラファイト、ブルー
予約日:11月13/14日
発売日:11月20日/21日
このうち発売日に関しては「まず6.1インチモデルが2機種、第2弾では6.7インチと5.4インチが登場」とのサプライチェーン情報と一致しています。そして価格予想については、先日のリークよりもエントリー2モデルは50ドル高めで、Proモデルのほうは符合しているかっこうです。
さらに、これら4モデルはすべて有機ELのSuper Retina XDR(iPhone 11 Proシリーズのディスプレイと同じ名称)画面と新たに強化された「セラミックシールド」ガラススクリーンを備えており、全てドルビービジョンビデオを撮影でき、より高いダイナミックレンジを実現しているとのことです。
そしてiPhone 12シリーズで最も注目されているポイントの1つである「5G」への対応。これは全モデルに搭載されるものの、米国向けモデルのみが高速なミリ波をサポートすると報じられています。9月初めに「iPhone 12 Pro Max」のみがミリ波対応、かつ米国と韓国および日本向けだけとの噂もありましたが、また謎が深まりそうです。
ほか注目すべき点は、iPhone 12シリーズで「スマートデータモード」すなわち帯域幅に応じて4Gと5Gを自動で切り替えて節電するしくみがあることや、iPhone 11で搭載されたDeep Fusionやナイトモードといった撮影機能の改善。それにiPhone 12 Pro Maxではイメージセンサーが47%も大型化されて専用の超広角機能が搭載される、といったところです。
すでにiPhone 12シリーズの情報は出尽くした感もありますが、あとはイベント当日に答合わせといきたいところです。
Source:Weibo
Via:MacRumors
2020年10月10日Engadget 日本版「iPhone 12(仮)全モデルの詳細情報がイベント直前にリーク。先に6.1インチ2モデル発売、miniは7万円台か」より転載
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