AppleのiPhone発表のプレスイベントが、初めてTwitterでライブ配信されることとなった。従来は自らのサイトでのみ行なっていたライブ配信を、Twitter上でも行うとされていた噂が、現実のものとなるわけだ。
AppleがTwitterのプロモツイートを利用してイベントの告知を行なっていたことから、多くの人が、Twitter上でのライブ配信を予想していたところではある。
AppleによるTweetでは、Twitter上で#AppleEventのハッシュタグをフォローすることで、最新情報が得られるようになるとアナウンスしている。実はこれまでもAppleは、イベントのライブ配信を告げるためのTwitter広告を流したことはある。しかし今回はどうやら、Twitter上でのライブ配信を行うとしているところが新しい。
すなわち、Appleからのツイートでは、イベントを「フォローせよ」ではなく「ウォッチせよ」となっているのだ。
「ウォッチせよ」の言葉は、Twitter上でのライブ配信を予告していると受け取れるし、またツイート内のアニメーションGIFも、ライブ配信を予告していると受け取ることができる。
なお、上のツイートは現在Appleのアカウントからのツイートには表示されていない。Twitterの「プロモーションのみのツイート」機能を用いて投稿されたものだからだ。この機能は、ツイート内容を特定の広告キャンペーンの対象となった利用者にのみ表示するものだ。
今日くらいから、より多くの人にツイートが届くようになるだろうとのことだ。
イベントはPDTの10時に始まり、もちろんこれまで通りApple TVやAppleのイベントサイトでもライブ配信される。
ライブ配信のプラットフォームを拡大するのは、現在の風潮の中で当然のことと言えるだろう。
Appleは、イベントをより多くの人に見てもらいたいと努力を続けていた。たとえば今年のWWDCキーノートは、初めてChromeやFirefoxでも閲覧できるようになった。それまではSafariないしApple TV経由ないしWindows 10上のMicrosoft Edgeブラウザーでのみ閲覧できるようになっていたのだった。
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(翻訳:Maeda, H)
(2018年9月12日TechCrunch日本版より転載)
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