世界各地を舞台にした「旅の絵本」などで知られる絵本作家で画家の安野光雅(あんの・みつまさ)さんが2020年12月24日、肝硬変のため死去したと朝日新聞デジタルなどが報じた。94歳だったという。
安野光雅美術館によると安野さんは1926年、島根県津和野町で生まれた。1961年に小学校の美術教師を辞めて画家として独立。1968年に文章がない絵本「ふしぎなえ」で絵本界にデビューした。「さかさま」、「ABCの本」、「旅の絵本」など作品の多くが海外でも評価が高く、様々な国で出版され多くのファンをもつという。
岩波書店、平凡社、筑摩書房、文藝春秋社など出版各社がTwitterで安野さんの死を悼んでいる。