アメリカのジャネット・イエレン財務長官が、7月に訪問した中国のレストランで幻覚作用のあるマジックマッシュルームを食べたことを認めた。
イエレン氏は7月、米中関係を再構築するために北京を訪問した際に、きのこ料理を提供する一坐一忘というレストランで食事をした。
この時に一坐一忘にいたフードブロガーが、イエレン氏らがマジックマッシュルームを食ベていたと中国のSNS・微博に投稿したことできのこが話題になった。
イエレン氏は8月14日に出演したCNNの番組でマジックマッシュルームについて聞かれ「私たちは大勢のグループで訪れ、夕食を手配してくれた人が注文しました。その中に美味しいきのこ料理がありましたが、私はこのきのこが幻覚作用があるとは知りませんでした。後から知りました」と答えた。
また「このきのこは適切に調理されていれば、悪影響はないと読みました。きちんとしたレストランでしたので、間違いなくきちんと調理されていると思います。私たち全員、きのことレストランを楽しみましたが、食後に何も悪影響はありませんでした」とも述べ、幻覚作用については否定した。
レストランは「マジカルな日だった」
イエレン氏が食べたとされる「見手青」というきのこについて、昆明植物研究所のピーター・モーティマー教授は「幻覚作用を引き起こす可能性があるため、有毒と見なされています」と、CNNに説明している。
このきのこを誤って食したモーティマー教授の友人は、3日間幻覚を見たという。ただし、CNNはキノコは適切に調理されれば悪影響はないと伝えている。
このきのこは雲南省で珍味とされ、2022年には販売や提供が合法化された。
イエレン氏が北京最初の夕食で雲南料理を食べたことは、中国のSNSでトレンドとなり、一坐一忘も「とてもマジカルな日で、イエレン氏はきのこが大好きだった」と微博に投稿している。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。