おうち時間が増えている今、あなたの読書に変化はあっただろうか?
ハフポストが実施したTwitterアンケートによると、読書量について「変わらない」という回答が最も多かった(50.6%)ものの、「増えた」と回答した人は39.3%に。全体として読書量は増加傾向にあるようだ。
さらに、電子書籍への興味について聞いてみると、「すでに電子書籍を持っている」(38.9%)、「興味がある」(30.0%)という回答が多数派に。本も着実にデジタル化が進んでいる。
今、みんなの読書はどう変化しているのか。そして、電子書籍で私たちの生活はどう変わっていくのか。
読書好きのハフポストスタッフ3人が、Amazonの電子書籍デバイス「Kindle Paperwhite」を試し、読書法や読書にまつわる悩みの解決策をご紹介する。
■子育てしながら読書なんて無理? やっと見つけた、自分と向き合う時間
社会人大学院生だった時期もあり、本を読んでいるのが当たり前の生活だったというI。子どもが生まれてからは、生活が一変。
「びっくりするほど時間、体力的に読書する余裕がなくなりましたね……」
最近は、本といえば1歳になる子どもの絵本。
「セレクトする時間を少しでも時短できればと、月に2冊の定期購読を始めました。子どものお気に入りは“とびだす絵本”。仕掛けや質感を楽しみながらページをめくっていると、やっぱり紙の本ならではの魅力を感じます」
一方で、電子端末は入浴タイムに活用し始めた。
「お風呂が唯一ひとりでゆっくりできる時間。Kindle Paperwhiteを試してみたら、防水機能もしっかりしているし (*)、SNSにも惑わされず、思っていた以上に集中できるんです。諦めていた読書タイムが手に入りました」
「1日30分ほどですが、最近は学生時代から何度も読んできた“人生のお気に入り”とも言える小説や詩を読み返すことで、ママではない“一人の人間としての自分”を取り戻し始めた気がします(笑)」
この夏読みたい本は、古典。「趣味の旅行が限られてきそうなので、万葉集や荘子などを通じて、時間旅行を味わいたいですね」
■読書量が減少、偏るジャンル。解決策は?
「移動の合間にビジネス書を読むことが多かった」というセールス担当のS。
しかし、最近はテレワークで業務効率化できたはずなのに、オンラインミーティングが増加。気づけば読書量が減少していた。
「このままではまずい。新しい読書習慣を身に付けなければ」
そんな危機感から、仕事の合間もすぐに読書ができるよう、まずはKindle Paperwhiteを手元に置いておくことに。
そこで大きなメリットとなったのが、Kindle Paperwhite が採用しているE-inkディスプレイと、フロントライト方式だ。紙のように読みやすく、直接目を照らさないため、資料づくりなどパソコン仕事の後でも目が疲れにくい。
気分転換の散歩に携えることも。直射日光のもとでも反射しないので、お気に入りの場所に腰を落ち着けて読書できる。
さらに、指先で範囲選択するだけでハイライトできる機能も活用し始めた。
以前は気になった文章をPCにメモしていたが、Kindle Paperwhiteなら、すぐにハイライト一覧を見直すこともできる。結果的に、読書のスピードもアップした。
「読書は、新たな『発見』をもたらしてくれるもの」と語るS。唯一電子端末で気になっていたのが、書店より本との“偶然の出会い”が減り、偏りが出てしまうことだったが、最近解決策を見つけた。
「毎月、あえて読書テーマを決めることにしたんです。8月のテーマは『冒険』。これまで読んでこなかった、登山家のルポルタージュなどを読もうと思っています」
■読書量が増えて深刻化した、あの悩み。「本を買うハードル」を下げるには?
「人との交流が限られる今、読書は、貴重なインプット源」と語るF。
以前は通勤時間に仕事関連の本を読むことが多かったが、最近は休日も4〜5時間ほど読書するようになり、長編小説を1日で読み切ることも。
だが、そこで深刻化したのが、スペース問題だ。本棚はいつもパンパン……。重くかさばる単行本は買わないルールを課し、読み終わった本は泣く泣く売っていた。
多くの本を“収納”できるKindle Paperwhiteを使ってみると、最初に驚いたのは、小ささと軽さ。「財布より一回り大きいくらいのサイズ。しかも私のスマホより軽いのに、“大きな本棚”を持ち歩いている気分です」
さらに、電子書籍の方が本の単価が割安なケースが多いのも、魅力だ。「本を買う心理的ハードルが一気に下がりました。読書記録にもなるし、片付けなくても本がいつも綺麗に揃っているのは快感です(笑)」
これからの読書については「リアルでの出会いや会話が減っている分、銀行員、薬剤師など自分と違う職業の人の本を読んでみたいです。いつかその知識を、新たな仕事に役立てられたら」
それぞれに読書スタイルや、読書にまつわる悩みの解決法があるが、本は誰にとっても新たな知識をもたらし、世界を広げてくれるもの。
ハフポストの調査でも「この夏、自己研鑽としてやりたいこと」を聞いてみると「読書」が42.9%とトップになった。
おうち時間が増えている今こそ、気になっていた本を手に取ってみたり、教養を高めたりするチャンス。
ぜひこの夏、あなただけの読書を楽しんでみてはいかがだろうか。
(撮影・小原聡太)