アメリカのAmazonの社員5000人以上が、経営陣に対して「より大胆な地球温暖化対策」を求める書簡が4月10日、公開された。温暖化対策で「私たちは、地球温暖化対策のリーダーになるべきだ」と訴えている。
ブログプラットフォーム「Medium」に公開されたのは、「ジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)と取締役会に向けた公開書簡」と題された文書。
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書簡では、Amazonは「世界トップのイノベーター」でありながら、これまで地球温暖化への取り組みを十分にしてこなかった、と指摘。具体例として、「全てを再生可能エネルギーにする」という目標に対して期限が設けられていないことや、石油やガスを扱うエネルギー会社に有利になるようなサービスを提供していることなどを挙げている。
世界を動かすほどの規模と資産を所有するAmazon。だからこそ、「リーダー」として温暖化対策の先導を切ること、そして、それを世界に発信していくことの重要性が述べられている。
具体的には、「二酸化炭素(CO2)の排出量を、2030年までに2010年の半分に、2050年までにゼロにすること」や、「石油やガスの探査や採掘に加担するような全てのサービスを停止すること」などが要請された。