SDGsの年限である2030年が迫り、各領域で持続可能性の実現に向けた取り組みが加速している。
東洋製罐(とうようせいかん)グループホールディングスは、東京都渋谷区をホームタウンとするプロバスケットボールチーム「アルバルク東京」と、2022〜23シーズンよりSDGsパートナー契約を締結。
リサイクル可能な飲料用アルミカップ、および紙コップを資源として循環させるための「Re-CUP WASHER」を導入するなど、持続可能なアリーナ運営を目指して様々な検証を進めてきた。3シーズン目となる2024〜2025シーズンでは、これまでの取り組みをさらに強化するという。
持続可能なアリーナ運営を目指す「カップ救出大作戦」
これまでのシーズンでは紙コップだけを回収していたが、本シーズンでは「Re-CUPプロジェクト カップ救出大作戦」と題して、ドリンク用プラスチックカップやフード用紙カップまで回収範囲を広げ、アリーナにおける包装容器の循環の推進を目指すという。
これまでのシーズンにおける「Re-CUPプロジェクト」での紙コップの洗浄回収率は、2022〜23シーズンが23.9%、2023〜24シーズンが38.1%。本シーズンでは洗浄回収率50%を目標に掲げている。
「アルバルク東京」を代表して広報大使を務めるのは?
Re-CUP広報大使には、チームを代表して平岩玄さんが就任した。
アリーナにおけるカップの回収・洗浄・分別について、来場者の理解と共感を広げていく活動をサポートするという。
平岩さんは「この『Re-CUPプロジェクト』を1人でも多くの方に知っていただきたいです。ファンの皆さんにも積極的に参加していただき、持続可能なアリーナ運営の実現のために共に尽力していきましょう。よろしくお願いします」とコメントし、本プロジェクトに寄せる思いを語ると共に、ファンの協力が不可欠であることをアピールした。
今後も、スポーツ領域における、持続可能性の向上を目指した様々な取り組みが進みそうだ。