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17歳の脱毛症の少女は、ありのままの美しさを表現するために、高校の卒業写真でウィッグをかぶらなかった。
アメリカ・カンザス州のマディスン・バブコックさんは、画家の母親に頼んで、撮影用に頭に花のイラストを描いてもらった。髪の毛がない状態の美しさを、世間に気づいてもらうのが目的だ。
チェルシー・テラーさんの手によるマディソンさんの写真は、全く素晴らしいものだ。
「写真を見たとき、とてもびっくりしました」。マディソンさんは、ハフポストUK版にそう語った。
花の配置について、彼女は「空白を埋めたり、髪の毛がないことを強調するのではなく、頭を取り囲むように飾り立てるものになりました」と振り返った。
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マディソンさんは2017年初めに、円形脱毛症の一種と診断された。それによって彼女の自信は揺さぶられた。
「怖くて自信がないのは当然のことでした」と彼女は振り返る。
「髪を失うことに対して、正しい方法も正しくない方法もありません」
「私は悲しい段階を経ることは強くなるために必要だと思います」
彼女は髪がないことを悲しんだあとに、高校の卒業写真を撮ろうと思った。
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「私はネット上で抜け毛のある他の勇敢な女の子たちを見ていましたが、それは髪の毛を持つ女の子に比べれば人目に付かず、世間に意識されていないように感じました」
そこで、彼女は社会の美しさの基準に挑戦するユニークな写真撮影の機会を考え出した。「私は長年、卒業写真のためのアイデアを考えていました」と彼女は話す。
「髪の毛と同時に奪われたと思われがちな美しさを取り戻すことは、本当にクールだと思いました」
「髪の毛がない人々に、自分自身の美しさを知ってほしいと思っています。皆さんを愛しているし、私を勇気づけてくれています」
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(翻訳:安藤健二)
この記事は、ハフポストUK版から翻訳しました。