アメリカフロリダ州タンパベイ地域で、人間の体をくわえている全長約4.2メートルのワニが見つかり、当局によって安楽死させられた。
ピネラス郡保安官事務所によると、9月22日午後に用水路に人間の遺体があるという通報を受けて保安官代理が出動した。
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保安官代理らはフロリダ魚類野生生物保護委員会(FWC)とともに遺体をくわえていたワニを安楽死させ、用水路から引き上げたという。保安官事務所は「ワニは人道的に殺された」と説明している。
ワニを発見し通報したジャマーカス・ブラードさんは、「ワニなのか確認しようと石を投げたら、(人間の)体を引きずったんです。そして胴体の下の部分をしっかりくわえて水の中に潜りました」と地元テレビ局WFLAに述べている。
また、ブラードさんは当局が安楽死させた時の様子について「長い棒のようなものを使ってワニの頭を水からあげ、撃ちました。そして水から完全に引き上げ、体を伸ばして4メートルと測定した後にもう一度撃ちました」と説明している。
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ピネラス郡保安官事務所は翌23日に、検視により被害者は41歳のサブリナ・ペッカムさんであることが判明したと発表。死因と死亡に至った経緯について調査を進めているという。
FWCによると、アメリカアリゲーターは一般的に淡水湖や流れの遅い川、時には断水と海水が混ざりあう汽水域に生息しており、海水にいるのは非常に珍しい。
同委員会の調査では、フロリダ州では1948〜2021年までの間に、ワニにより26人が死亡している。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。