タレントの有村藍里さん(28)が3月3日、自身のブログで美容整形したことを告白し、大きな反響を呼んでいる。同日には、ドキュメンタリー番組「ザ・ノンフィクション」(フジテレビ系)で有村さんが整形手術を受ける一部始終も放送された。
「口元が残念」心ない声でコンプレックスを持つように
俳優の有村架純さんを妹に持つ藍里さん。藍里さんは、自分の口元にずっとコンプレックスを持っていたという。
コンプレックスを持つようになったきっかけは、ネット上での誹謗中傷の声だった。
「ザ・ノンフィクション」の放送では、「3年前ぐらいに有村架純の姉ということが新聞の記事に載ってバレてしまって、その時に私の写真だけがネットで出回ったんですけど、口元が残念ということをすごい言われたので、そこから自分の口元が気になりだして」と告白。
「それまでは、私個人として見てくれてたけど、一気にそれから私は『有村架純のお姉ちゃん』になっちゃって。自分がなくなっちゃったみたいな気持ちになった」と苦悩を明かしていた。
藍里さんは2017年3月、芸名をデビュー当初の「新井ゆうこ」から、本名の「有村藍里」に改名した。
芸能界での仕事によって、内向的な自分を変えたかったという藍里さんは、改名によって「少しずつ前進」したという。
しかし、「どんな意見も受け入れてそれも糧にして進み続けようと決めたのに、なぜかもう一歩が踏み出せなくなり、立ち止まってしまいました」と心境を吐露。
口元が気になり、素直に笑うことができなくなってしまったという。
美容整形には、手術に伴う合併症のリスクもある。整形手術を受けることには大きな迷いがあったが、「今、可愛くなりたい」という強い思いから、整形手術を受けることを決断した、とつづっている。
「メイクも楽しくなりました」
「ザ・ノンフィクション」では、手術の様子も放送された。藍里さんが受けたのは、骨から顔の輪郭を整える「輪郭矯正」という整形手術。
手術当日や、施術を受けてから回復までの数カ月にわたるダウンタイムの期間中も、恐怖が拭えなかったという。
ダウンタイムを終えた後の医師とのカウンセリングでは、笑顔を見せた藍里さん。涙を流しながら、「口紅塗るのも楽しくなったし、髪型とかメイクとか挑戦できるなって思うと、これからもずっと楽しみです」と語っていた。
番組が放送され、ブログが更新されると、ネット上では反響の声が相次いだ。
その意見は賛否両論だが、整形をきっかけに自信を持つようになり、笑顔を見せる藍里さんの姿に、共感のコメントが多数寄せられている。また、藍里さんがコンプレックスを抱くきっかけになったネット上の誹謗中傷については、疑問を呈する声も相次いだ。
藍里さんはブログで、「美容整形については、肯定も否定もするつもりはありません。決めるのは自分だと思っています」とつづっている。