Airbnb宿泊先に隠しカメラ 客が泊まる様子をライブ配信したオーナーが永久追放に

被害者の女性がFacebookに投稿。 Airbnb側の対応に不満を露わにしています。

大手民泊サービス「Airbnb」を通じて提供した家に隠しカメラを仕掛け、利用者が宿泊する様子をライブ配信しようとした不届きものが現れた。

利用者の女性が4月1日、Facebookにことの顛末を投稿し、明らかになった。

投稿やCNNによると、被害にあったのは、子供づれのニュージランド人の家族。Airbnbで予約したアイルランド・コークの宿泊先に滞在する予定だった。

宿泊先に到着後、ITセキュリティ会社に務める家族の一員が無線LANのネットワークを詳しく調べたところ、隠しカメラでライブ配信していることが判明。 映像のアングルから、リビングにある“火災報知器”の中にカメラが仕掛けられていることを割り出したという。

投稿には、“火災報知器”と、カメラに向かってポーズを取る家族の写真が、証拠として添えられている。 女性がこの家のオーナーに電話で問い詰め、“決定的な証拠”を突きつけてようやく、隠しカメラを仕掛けたことを認めたという。

女性は、Airbnb側の対応にも不満を露わにしている。

女性の通報で調査したAirbnb側から当初、「オーナーの容疑が晴れた」と伝えられ、宿泊先提供者のリストにそのまま掲載されたという。

1カ月以上経ってようやく、オーナーをリストから削除したという連絡があったと、投稿の中でつづっている。

Airbnb側は、CNNに寄せた声明で、「Airbnbの運営ポリシーは、隠しカメラを厳しく禁じており、違反行為の報告は重大に捉えています。この悪質なオーナーを永久追放しました」と答えている。

また、当初の対応が不十分だったとして、この家族に謝罪し、宿泊費を返金したという。

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