ドイツの田園地帯にあるトウモロコシ畑に突然、巨大な穴が空いた。
CNNによると、爆発が起きたのはドイツ中央部のヘッセン州にあるアールバッハという郊外の街。
現地時間6月24日の午前4時ごろ、人々が寝静まった時間に突如爆発は起きた。畑には空いた穴は、直径10メートル、深さ4メートルもあったと警察は報告している。幸いなことに負傷者はいなかった。
地元テレビ局のヘッセン放送協会によると、専門家が2日間に渡って調査したところ、第二次大戦中の不発弾が爆発したことが「ほぼ確実」となったという。不発弾の重さは約250キロとみられ、起爆装置が長年地中に埋まっていたことで化学変化して爆発したようだ。
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ヘッセン放送協会に対して、近隣のリンブルフ市の広報担当者は「この周辺には以前、列車の車庫があったことから、第二次大戦の終わりごろに爆撃の標的になっていた」と説明している。
■毎年2000トン以上の不発弾がドイツの地中から発見
スミソニアン協会の調査によると、第二次大戦中に連合軍がドイツに投下した爆弾は135万トン近くに及び、そのうち1割は不発弾だった。70年以上経った現在でも、毎年2000トン以上の不発弾がドイツの地中から発見されているという。
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