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4月4日は「養子の日」。
特別養子縁組は、生みの親が育てられない子どもたちが信頼できる大人と家族になり、温かい家庭で成長するための制度です。
しかし、縁組みには長い時間がかかります。さまざまな試練や困難が待ち受けている場合もあります。
だからこそ、やっと家族になれたときの喜びは想像していなかったほど大きい。
初めて会った瞬間、裁判所で手続きを終えた時、子どもが初めて家にきた時......。
家族になるまでの特別な瞬間を、写真家たちが撮影しました。心温まる写真とともに、18家族のストーリーを紹介します。
1.
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「母となるシャノンが、コンゴ民主共和国からやってきた息子のマシューを初めて抱きしめた瞬間です」 ―― サンドラ・エミンガー
2.
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「おじいちゃんに抱かれ、嬉しそうな表情をする女の子。特別養子縁組が認められたお祝いに、判事に小槌で机をたたかせてもらいました」 ―― マリー・モロウ
3.
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「モリス一家に、キーガンの特別養子縁組が最終的に認められる瞬間を撮影をお願いされたのですが、この日はモリス家全員にとって、本当に特別な一日になりました。
裁判の後、ソーシャルワーカーも一緒に、家族全員でお祝いのランチをしました。特別養子縁組が認められて、みんなとてもハッピーでした。キーガンは、家族の絆を一層強くしたのです。家族の一員になる瞬間を撮影させてもらえてとても光栄です!」 ―― モリー・ウォントランド
4.
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「父親と離ればなれになったこの男の子は、一週間コンゴで過ごしたあと、新しいパパとママに迎えられました。空港で自分を待つ二人を見た時の嬉しそうな表情を見て下さい」 ―― マリー・モロウ
5.
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「新生児の特別養子縁組が決まった後、お姉ちゃんは『赤ちゃんと家族になれるんだ!』と大喜び。それをを見て、ママは思わず泣いてしまいました」 ―― マリー・モロウ
6.
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「ずっと特別養子縁組で子どもを迎えたいと願っていたジョッシュとエリザベス。様々な困難を乗り越えた後、結婚5年目にローソンと家族になった時の喜びといったら!」 ―― ディラン・ゴールドビー
7.
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「双子を妊娠した女性が赤ちゃんの親になってくれる人を捜していると知った時、アレックスはすぐに親にならせて欲しいと思ったそうです」 ―― サラ・マリエル
8.
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「これは、お兄ちゃんに迎えられるSちゃんの写真です。家族はSちゃんが生後5日目の時に特別養子縁組をしたいと申し出ましたが、Sちゃんがコンゴ民主共和国から家族のもとにやってくるまでに、それから3年が必要でした」 ―― ブランディ-リン エバソール
9.
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「孫たちの親になることを、正式に認められたジムとジアネッテ。親になるためにふたりは厳しい裁判を闘わなければなりませんでした。
ようやく親子になって安堵し、ひとりひとりの子供たちを抱きしめてキスするジムとジアネッテと子どもたちを、裁判所にいた人たちが温かく祝福していました」 ―― ジェニファー・ヒックス
10.
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「この一家には写真を撮るまで会ったことがなかったのですが、ウクライナからの深夜便を待ち続ける間に、一家は特別養子縁組でふたりの子どもたちを迎えることにした経緯を話してくれました。
サクラメント空港の到着ゲートから出てきた子どもたちと家族と始めて会った瞬間は、涙をこらえることができませんでした。人生で最も重要な瞬間の一つに立ち会えるのは、写真家の特権ですね」 ―― ミシェル・マクダイド
11.
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「トムとラッセルにとって、26回目の記念日は素晴らしい日になりました。里親をしていたふたりの子どもたちと、正式な家族になったのです!」 ―― サラ・マリエル
12.
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「苦境にいる子供たちの擁護者として知られているシム家。これは、ふたりのティーンエイジャーとの特別養子縁組が決まった日です」 ―― マリー・モロウ
13.
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「13年間"孤児"だったネイトはこの日、"息子"になりました。ネイトの家族となるハリス一家は、ネイトに会いにいく車内で、息子と間もなく会う気持ちがどういうものかを話してくれました。
私たちのワゴン車が入り口に到着してゲートが開くと、ネイトは車から飛び出してきました。これはティファニー・ハリスとアダム・ハリスが、初めてネイトに実際にあった瞬間です。ネイトはお母さんの腕に飛び込むと『こんにちは、僕のお母さん、お母さん』と繰り返しました」 ―― ホイットニー・ルニョン(アーチボルドプロジェクト)
14.
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この家族は、男の子と女の子を特別養子縁組で家族に迎えました。これは、女の子の特別養子縁組が決まった日。大切な瞬間に祖父母も立ち会いました。裁判官はとても優しい人で、一家を祝福しくれました」 ―― エイミー・ビューティア
15.
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「生まれてくる赤ちゃんのママになる女性が、出産する母親を横で見守っている場面です。ママになる女性はこの後、赤ちゃんのへその緒をきらせてもらいました。そして赤ちゃんは、ママとパパと一緒に自宅へ帰りました」 ―― ブルック・スミス
16.
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「慈善団体『The New York Foundling』の助けを得て、マイラ・リベラさんは4人の子どもたちの親になりました。4人は血のつながったきょうだい。離ればなれにならないよう、全員の親になったのです。
特別養子縁組をする前、リベラさんは6年間彼らの里親をしていました。彼女は『始めは、何カ月か里親になるだけだと思っていたのですが、何年も続けるうちに、彼らは私の子どもたちだと感じるようになっていました。そして彼らにとって安心できる家をつくりたい、彼らと親子になりたいと思ったのです』と言います」 ―― The New York Foundling提供
17.
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「韓国からやってきたエミリーが、空港でふたりの兄に迎えられた瞬間です」 ―― サンドラ・エミンガー
18
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「ショー一家はこの瞬間をずっと、正確にいうと4年間待ち続けていました。
彼らは20カ月前にコンゴ共和国のムワナ村で、この女の子と出会いました。特別養子縁組で子どもを迎えたいと願っても、様々な障害に阻まれて望み通りにいかないときもあります。
出会いが全ての苦しみを帳消しにするわけではありません。それでもやっぱり、出会いの瞬間は、愛にあふれる特別なものです」 ―― アリー・チャンドラー(アーチボルドプロジェクト)
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。
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