北京オリンピックで危険なアクシデントが発生した。
2月17日のフリースタイルスキー男子ハーフパイプの予選1回目での出来事だった。ハーフパイプは巨大な筒を半分に切ったような形をした構造物の上を滑る競技だが、フィンランドのヨン・サッリネン選手がハーフパイプの壁を後ろ向けに上ってジャンプした際に姿勢を乱してコース端を飛び越え、ハーフパイプ上で撮影していたカメラマンに激突した。スキー板がカメラに当たったとみられる。
テレビ中継を担当していた新タ悦男アナウンサーは「あー!」と絶叫。「カメラマンも選手も大丈夫でしょうか」と心配した。解説の小野塚彩那さんも「空いた口が塞がらなかったですね」とびっくりした様子で、VTRを見て「外側のエッジが急に引っかかったようですね」と分析していた。
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サッリネン選手はコースに戻ったが、点数は100点中18点で最下位となった。激突のあとうずくまっていたカメラマンが心配されたが、ロイター通信によると予選が続くにつれてカメラマンは再び立ち上がったという。
■【連続写真】サッリネン選手とカメラマンの激突シーン
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