2月24日に開かれる2019年アカデミー賞授賞式が、1989年以来30年ぶりに司会なしで行われる。Varietyが報じた。
テレビ放送の視聴率が低迷しているアカデミー賞授賞式。長い時間をかけて司会者を探したところ、コメディ俳優のケビン・ハートに決定した、と12月に発表された。
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しかし、ハートのLGBTQコミュニティに対する過去の差別発言が批判を呼び、発表の数日後に本人が辞退を表明。発言は、2009年から数年に渡ってTwitterなどで口にしたジョークで同性愛嫌悪を示唆する内容であったという。
アカデミー賞の主催者はハートに公式な謝罪を求めたが、「もう何度も説明してきている‥.....過去の事を今さら掘り起こすつもりはないー。」とインスタグラムで謝罪拒否のビデオメッセージを掲載し、司会の辞退を表明した。その後謝罪自体はしたが、司会をするつもりはないと明言した。
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Varietyによると、今回は、司会不在のまま複数の著名人が分担して、授賞式を進める。気になるのは、司会が毎年笑いを誘うモノローグ部分。こちらは、「アリー/スター誕生」などの音楽映画のヒットから音楽に頼る演出になると、関係者はコメントしている。
司会者不在で行われるアカデミー賞授賞式は1989年以来だ。当時は、新たなプロデューサーのもと、「司会者なし」の新たなフォーマットを試み、華麗なミュージカル演出でオープニングを飾ったが、不評で終わった。