安倍首相、10万円給付までの混乱を謝罪。「国民の皆さまに心からお詫びしたい」

感染リスクを避けるため、手続きは市町村の窓口ではなく「郵送やオンライン」で。
テレビ会議で行われた経済財政諮問会議で発言する安倍晋三首相=4月15日、首相官邸
テレビ会議で行われた経済財政諮問会議で発言する安倍晋三首相=4月15日、首相官邸
時事通信社

安倍首相は4月17日、首相官邸で記者会見した。政府は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、減収世帯に限って30万円支給するプランを16日に取り下げ、国民1人当たり10万円の給付に急きょ変更していた。安倍首相は、そのプロセスで混乱を招いたことを「国民の皆さまに心からお詫びしたい」と謝罪した。

■感染リスクを避けるため、手続きは「郵送やオンライン」

安倍首相はこの会見で「収入が著しく減少して厳しい環境にある家庭への30万円の給付を予定していましたが、国民の皆さまから寄せられたさまざまな声、与野党の皆さまの声を踏まえまして、さらに給付対象を拡大することになりました」と説明した。

 その上で「ここに至ったプロセスで混乱を招いてしまったことについては、私自身の責任であり、国民の皆さまに心からお詫びを申し上げたいと思います」と謝罪した。

 また、10万円給付の手続きについては「スピードを重視するとともに、申請する人が殺到して感染リスクが高まることを避ける観点から、手続きについては市町村の窓口ではなく郵送やオンラインによることにしたいと考えています」とした。

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