サハラ以南のアフリカに生息し、アリやシロアリを主食にしながら穴を掘って暮らすツチブタ。 夜行性のため日中に姿を現すのが珍しい生き物です。
このツチブタがハイエナから猛スピードで見事に逃げ切る動画が、南アフリカのマブーラ動物保護区で撮影され、クルーガー国立公園がYouTubeに投稿しました。
動画にうつっているのは、草原で餌を探すツチブタと、そのツチブタを見つけて走り出すハイエナ。
ハイエナに気づいたツチブタは必死に逃走するも、捕まってしまいます。しかし次の瞬間……。
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捉えられたと思ったツチブタは、穴の中へと一気に姿を消しました。
突然いなくなったツチブタに、あっけに取られたかのようなハイエナ。前足で土を掘ってみますが、ツチブタを見つけることはできませんでした。
動画はこれまでに120万回以上再生されていて、多くの人が「ツチブタの予想外のスピードに驚いた」などとコメントしています。中には「ツチブタのウサイン・ボルトだ」と書き込んでいる人も。
東京動物園協会が運営する「東京ズーネット」によると、ツチブタは名前は「ブタ」ですが、ブタとは何の関係もない動物。捕まえるのが難しく、哺乳類のなかでも生態がいちばんよくわかっていない動物だそうです。
ハフポストUS版の記事を翻訳・加筆しました。