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アメリカ・テキサス州のヒューストン動物園で、園で最年長の生き物である90歳のホウシャガメ「ミスター・ピクルス」が、ついに父親になった。
ヒューストン動物園は3月16日、ミスター・ピクルスとパートナーである53歳のミセス・ピクルスの間に3匹の子ガメが生まれたと発表。
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それぞれ、ディル、ガーキン、ハラペーニョと名付けた。
動物園によると、ミスター・ピクルス(写真)はヒューストン動物園で1987年から36年暮らしている。1996年に動物園に来たミセス・ピクルスとは、30年近くのパートナーだ。
動物園は「飼育係が閉園時間にミセス・ピクルスが卵を産んでいるの発見して驚きました。すぐにアニマル・ケア・チームが卵を爬虫類・両生類館の安全な場所に運んだ」とつづっている。
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ホウシャガメはマダガスカル南部の固有種だ。動物園は、卵を保護したのは、ヒューストンの土壌が適しておらず、飼育員が見守っていなければ卵が自然に孵化する可能性が低かったため、と説明している。
また、ホウシャガメは絶滅危惧種で、生息地の減少や違法なペット取引で数を減らしている。
平均寿命は40~50年とされており、ヒューストン動物園によると、少ししか子どもを残さないことで知られている。
動物園は「ミスター・ピクルスは、動物園水族館種協会の『種の保存計画』で、最も遺伝的に価値のある生き物とされている」とも述べている。
こういった理由から、ヒューストン動物園は今回の子ガメ誕生を「一大事」と受け止めている。
生まれたばかりのディル、ガーキン、ハラペーニョの3匹は、十分に成長するまでは展示されず、爬虫類・両生類館で世話されることになるという。
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ハフポストUS版の記事を翻訳しました。