8月5日(月)9時現在、台風8号(フランシスコ)は紀伊半島の南を西北西に進んでいます。中心付近には風速25m/s以上の風が吹く暴風域を伴っています。
今後は勢力を維持して九州付近に接近し、明日6日(火)未明から明け方に上陸するおそれがあり、大雨や暴風に警戒が必要です。
▼台風8号 8月5日(月)9時現在
存在地域 潮岬の南約340km
大きさ階級 //
強さ階級 //
移動 西北西 30 km/h
中心気圧 980 hPa
最大風速 30 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 45 m/s
急速に強まる風雨に警戒
九州では、30m/sを超えるような猛烈な風が吹き、活発な雨雲の通過時には猛烈な雨が降るおそれがあります。暴風や、大雨による河川の増水、浸水、土砂災害等に警戒してください。
また、台風8号は大きさが小さくまとまっているため、進路に近い所では急速に雨や風が強まり、荒れた天気となることが予想されます。大雨や強風への対策は昼間のうちに行ってください。
強い雨風のピークは、九州南部では今夜遅くから明日6日(火)午前にかけて、九州北部では今夜遅くから明日6日(火)夕方にかけてと予想されます。
週後半は北日本に影響か
九州を通過後は朝鮮半島付近に進み、進路を北東向きに変えたあと、日本海で熱帯低気圧か温帯低気圧に変わる予想です。
この低気圧の影響はまだ不明確ですが、週後半に北日本に雨を降らせる可能性があります。念のため今後の情報に注意してください。
台風9号も発達中 週末に沖縄接近か 進路不明確
8月5日(月)9時現在、台風9号(レキマー)はフィリピンの東を西北西に進んでいます。発生時よりも若干勢力を強めています。
▼台風9号 8月5日(月)9時現在
存在地域 フィリピンの東
大きさ階級 //
強さ階級 //
移動 西北西 ゆっくり
中心気圧 992 hPa
最大風速 20 m/s
最大瞬間風速 30 m/s
台風9号はゆっくりと北上し、海水温の高い海域を進んでエネルギーを得ることで発達する見込みです。週後半にかけて「非常に強い」勢力となり、沖縄方面へ進む予想となっています。
ただ、予報円が非常に大きいことからわかるとおり、とりうる進路の幅が広く、どこに向かうかはっきりしていません。お盆休みで帰省や旅行などの計画をされている方も多いかと思いますが、随時最新の情報を確認するようにしてください。
台風の名前
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風8号のフランシスコ(Francisco)は、アメリカが提案した名称で、男性の名前からきています。
台風9号のレキマー(Lekima)は、ベトナムが提案した名称で、卵黄のような黄色い実をもつ果物の名前が由来です。