それはまだ私が20代だった頃、ニュージーランドに長期旅行をしたときのこと。
約1カ月間、車内(ステーションワゴン)で寝泊まりし、北島を旅行した。海岸沿いを放浪し、お風呂はビーチにある水シャワー。旅を終える頃には髪はほぼドレッドになっていた。
食料はスーパーでまとめ買いし、カセットコンロで料理...というより材料を切って焼いて、塩コショウして食べた。
ニュージーランドのビーチや山にはゴミが全くなく、放浪生活から出る少しのゴミでさえ、そこではとても不自然に、そして滑稽に見えた。
「あ、これってこの自然にあるべきものじゃないんだな」と感じたのを覚えている。
これが私が環境問題に興味を持ち始めたきっかけだ。
アウトドア会社勤務。意識高かった私...なのに...
その後日本に帰国した私は、環境問題に積極的に取り組むアウトドア会社で勤務を始めた。職場は同じような意識を持つスタッフばかりで、私は一緒に自然で遊ぶ中で、たくさんの事を学んだ。
「私はこのまま超自然派ナチュラルガールになるんダァ〜」と粋がっていた...
そ・れ・な・の・に!
その後転職をしたり、海外に引っ越したりする中で、私は再び利便性重視の生活に戻っていった。発展中のベトナムのホーチミンではまだ「開発」の方が「環境」より重要そうだったし、近代的なシンガポールのマンションでは、自分の部屋に付いている便利すぎるダストシューター(ゴミ捨て場まで行かなくても部屋から直接捨てられる窓)のヘビーユーザーに。
私は徐々に環境に対する意識が薄れ、気がつけば全く地球に優しくない人になっていた。
そんなこの頃、日本でもSDGsとやらをよく耳にするようになった。ニュース記者として自分で発信する機会も増え、埋もれていた環境意識がウズウズしてきた。
「もう1度やってみよう」
時代が令和に変わった今、私は再度、自然派で地球にも自分にも優しいナチュラルガールを目指すことにした。
そ・し・て
5月30日は、ごみゼロの日って知ってました?
私はその日に向かって、環境と人類に優しい生活をするための私の日々のチャレンジを、定期的にブログでアップします。東京でゴミを出さずに生活するのは難しいので、できる範囲で試行錯誤してみるつもりです。
皆さんも是非この機会に「ごみゼロ」への旅をご一緒しませんか?
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ハフポスト日本版で働く私は、5月30日(ごみゼロの日)に向けて、ゴミ削減生活を始めました。様々なチャレンジや失敗を皆さんと共有していきます。皆さんも是非この機会に「ごみゼロ」への旅をご一緒しませんか?