客室乗務員からのお願い。飛行機の中でやってほしくない11のこと

満面の笑顔の下で、こんなことで怒っています。
Executive enjoying in-flight meal with wine
Executive enjoying in-flight meal with wine
Stewart Cohen via Getty Images

あなたを大人だと見込んで、たくさんのことをお願いします。飛行機に乗るときは、この12のことをやらないでほしいんです。

1. バルクヘッド(スクリーンなどがある機内の仕切り壁)を足置きにする

バルクヘッドは足を置く場所ではありません。裸足の足を乗せると隣の席の人が迷惑します。どうか何か履いて、足を壁から離してください。

2. 裸足でトイレに行く

飛行機は、着陸してから再び出発するまであまり時間がありません、時には清掃員がトイレをちゃんと掃除できないこともあるんです。正直に言いましょう。清掃員がトイレ掃除を忘れたり、掃除しないことだってあります。

3. CAが働いているときに、ギャレー(配膳準備スペース)に入ってくる

想像してみてください。あなたのオフィスに何の前触れもなく誰か入ってきて、ヨガをしたり、赤ちゃんに食事をさせたり、ブッダに祈ったりすることがあるでしょうか? ほとんどないでしょう。ギャレーはCAの仕事場、いわばオフィスです。突然入ってこられると迷惑です。

4. トイレに行くために、機内にダッシュしてくる

飛行機に乗るまで、空港に2時間近くいたはず。 どうして空港のトイレを使おうと考えなかったんでしょう。もしかして極限まで我慢して、機内のトイレを使うことに喜びを感じる妙な癖でもあるんでしょうか。

5. 緊急でもないのに、呼び出しボタンを押す

緊急事態であれば、もちろん押してください。2、3回押したっていいんです。そのためにCAはいるのだから。心からあなたの力になりたいと思っています。でもウォッカソーダが欲しいという理由でそのボタンを押すと、バカっぽく見えてしまいます。ちょっと足を伸ばしてギャレーに行き、直接頼んでみてはいかがでしょうか。

6. 着陸後に拍手をする

様々な理由から、着陸後の拍手はタブーだと考えられています。フライトへの感謝を表現したいときは、降りる際にCAに「ありがとう」と伝えてみてはいかがでしょう。

7. 匂いが強い物を食べる

以前、夕食の残りと見られる揚げた芽キャベツを食べている乗客がいて、とても驚きました。食べ物を持ち込みたい場合、それが匂わない食べ物だと、乗客もCAも嬉しいです。

8. マニキュアを塗ったり落としたりする

マニキュアの匂いが迷惑なだけではありません。アメリカ連邦航空局によって禁止されている行為です。理由は? 匂いに毒性があり、機内の空気循環システムで取り除けないためです。乗客やCAが、長時間毒性のある空気を吸い続けるはめになります。

9. 身支度を整える

どうしてフライト中に足の爪を切ろうなんて思うんでしょう。本当に気持ちが悪い…。

10. お酒を持ち込む

アメリカ連邦航空局の規定により、持ち込んだお酒を飲むことは禁じられています。お酒の消費量を把握するために、CAがお酒を給仕しなければいけないからです。だから、機内で8ドルするお酒をディスカウントストアで1ドルで買ったとしても、飲むのは着陸するまで我慢しましょう。

(旅のヒント)ほとんどの航空会社で、ビジネスクラスかファーストクラスに搭乗すれば、前もって買ったお酒を飲むことができます。ただし、CAが預かって給仕する必要があります。

11. 頭上の荷物入れを、自分のロッカーにする

通常、乗客は2つの手荷物を機内に持ち込めます。小さな荷物は前方シートの下に、大きな荷物は頭上の荷物入れに収納します。ボーイング737機には平均で140〜170人が搭乗しますが、中には頭上の荷物入れを全部使ってもいいと考えている人がいます。小さなかばん、スーツケース、ジャケット。どうやってそれだけのものをゲート係員の目を盗んで持ち込んだんでしょう。他の乗客のために、頭上の荷物入れには荷物を一つだけ入れるようにしましょう。

ハフポストUS版に掲載された記事を翻訳しました。

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