ブラジルでは毎年1000人がペニスの切除を余儀なくされている──?
そんな驚きの発言が、ボルソナーロ大統領の口から飛び出し、注目を浴びている。衛生状態が悪いことが原因という。
「ブラジルでは水や石けんが足りないため、毎年1000人がペニスを切除することを余儀なくされている。私たちはこの問題に取り組まなければならない」
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4月25日、ボルソナーロ氏は、教育省訪問後の記者団の取材に突如、こう切り出したと、ロイター通信などが報じた。
ニューヨーク・ポストによると、大統領は数値の根拠を示さなかったが、ブラジル泌尿器科学会の広報担当者は、正式なデータに基づいていると指摘。そのうえで、切除は、がんによって引き起こされる感染症や、HIV感染に伴う合併症が原因だったと補足した。
ボルソナーロ氏は軍人から政治家に転身し、2018年、極右候補として大統領選に出馬。汚職事件が相次いだ左派勢力が擁立した対立候補を破って大統領に就任した。
ソーシャルメディアで絶大な人気を誇る一方、過激な主張も多く、「ブラジル版トランプ」とも言われている。