身長100cmの私が経験したハイリスクの妊娠生活。それでも無事赤ちゃんが生まれました

こんなに大きくおなかの中で育ってくれたことに感謝の気持ちでいっぱい。

身長100㎝の私の、ハイリスクの妊娠生活。不安がいっぱいでしたが、奇跡のように何もトラブルなく順調に進み、妊娠後期を迎えました。妊娠27週、1000gまでおなかであかちゃんを持たせることが目標でしたが、あれよあれよと30週を迎えました。

病院のご飯。いつもは小食の私も、赤ちゃんにエネルギーを取られおなかがすき、大人一人前を食べていました。
病院のご飯。いつもは小食の私も、赤ちゃんにエネルギーを取られおなかがすき、大人一人前を食べていました。

誰も予想をしなかった2000gの大きさに赤ちゃんもなり、20kgだった私の体重は5kg増えました。胎盤や羊水を含めるとちょうど5kgくらいになるので、赤ちゃんの分だけが増加した形です。私の体の小ささから行くと、その比率の大きいこと!大きな大きなおなかを抱え、転ばないように、ゆっくり移動することを心がけました。

病院の短冊に書いた願い事。「赤ちゃんが一日でも長く体内にいてくれて、元気な赤ちゃんがうまれますように。予後が少しでも良くなりますように。夏子」
病院の短冊に書いた願い事。「赤ちゃんが一日でも長く体内にいてくれて、元気な赤ちゃんがうまれますように。予後が少しでも良くなりますように。夏子」

赤ちゃんが大きくなったので、帝王切開の手術方法も、予定よりも大きく切らないと、赤ちゃんが安全に取り出せないことになりました。子宮底部横切開という、子宮の下側を切ることになったのですが、それは出血量が多くなる可能性があり、もし2人目の出産を考えているであれば、リスクが高まるので、避けたほうがいいものでした。でも当時は、生む子どもは1人だけ、2人目は養子がほしいと考えていたので、その手術法に同意しました。赤ちゃんが何もトラブルもなく、こんなに大きくおなかの中で育ってくれたことに感謝の気持ちでいっぱいで、安全が最優先でした。

出産前日。2000g以上の赤ちゃんが入っています。
出産前日。2000g以上の赤ちゃんが入っています。

いよいよ手術、出産の日が決まりました。妊娠35週を迎える2013年7月30日です。妊娠生活があまりにも順調で、体もきつくなかったので、欲が出てきてしまい「36週まで頑張って、赤ちゃんを保育器に入れることを避けたい」と私は思ってしまいましたが、「何かトラブルがあってから出産するよりも、母体と赤ちゃんの状態がいい時に出した方がいい」と医師に言われ、35週に決めました。帝王切開することは決まっているので、信頼する医師を信じることに私も決めました。

全身麻酔になるので、前日の夜から食事制限が始まります。その晩はインターネットで子ども服を注文したり、母が焼いてくれた沖縄のクレープ風お菓子・ポーポーを食べて過ごしました。

赤ちゃんが生まれました!私は全身麻酔で眠っています。
赤ちゃんが生まれました!私は全身麻酔で眠っています。

翌日7月30日、午後1時頃が手術の予定時刻です。自分のベットでのんびり待っていると、手が震えてきて、冷や汗をかいてきました。何も食べていなかったので低血糖の症状です。急いで点滴から糖分を入れてもらいました。

手術室に入り、14:55、2160gの男の子が生まれました。私は全身麻酔で眠ったままでしたが、ご対面です。赤ちゃんは呼吸がまだ十分にできなかったので、保育器に入りました。

どこまで行けるか、誰も予想できなかったハイリスクの妊娠生活でしたが、無事赤ちゃんを出産をすることができました。夫も保育器に入った赤ちゃんとご対面です。初めての抱っこや授乳に続きます。

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