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ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズ選手が2月7日、NBA(北米プロ男子バスケットボールリーグ)の歴代最多得点を記録した。
その歴史を塗り替えるショットを捉えた写真では、ほとんどの観客が携帯電話を掲げる姿が写っている。
この写真で注目を集めたのがコートの横に座っていた一人の男性だ。
男性は携帯電話を手にすることなく、NBA最多得点の瞬間を満喫していた。
カメラを手にしていなかったのはこの男性だけではなかったものの、注目を集めたのには理由がある。彼はナイキの創業者フィル・ナイト氏だったのだ。
そのことが判明すると、SNSで大きな反響が広がった。
ナイト氏はジェームズ選手と深いつながりがある。ナイキは20年前、NBAにドラフトされる前のジェームズ選手と契約を結んだ。それがジェームズ選手の人生を大きく変えた。
ESPNのNBA記者ブライアン・ウィンドホースト氏は、著書「LeBron, Inc.: The Making of a Billion-Dollar Athlete(レブロン社: 10億ドルのアスリートを作る)」の中で、ジェームズ選手はナイキと仕事をすることを夢見ていたと書いている。
「理由の一つは、天才的なブランディング力があるから。そしてエゴもあった。彼はナイキを身につけたかったのだ」
こういった二人の関係から、ナイト氏がジェームズ選手のNBA歴代最多得点という特別な瞬間を、存分に楽しんでいたことに「フィル・ナイトに携帯はいらない。ただバイブスを楽しむだけ」「フィル・ナイトだけが歴史を見つめ、他の人は記録した」などの賞賛がSNSに投稿された。
ジェームズ選手とナイト氏が試合後にハグをして快挙を祝う様子もSNSに投稿されている。
ジェームズ選手は「あなたがここにいてくれて本当にうれしい」と伝え、ナイトは「見逃すことはない」と祝福した。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。