九州地方を中心に甚大な被害が発生している「令和2年豪雨」について、NTTドコモとKDDI、ソフトバンク、そしてワイヤ・アンド・ワイヤレスの4社は、本日(7月9日)正午頃より災害時無料Wi-Fi「00000JAPAN」の展開を開始しました。対象地域は福岡県・熊本県・大分県・鹿児島県の4県です。
「00000JAPAN」は、携帯キャリアなど各社が展開するWi-Fiスポット(doomo Wi-Fi、au Wi-Fi Spot、Wi2等)を臨時に無料解放するもの。その際のSSIDは「00000JAPAN」となり、契約の有無に関わらず誰でも利用できます。2011年の東日本大震災をきっかけに整備され、2016年の熊本地震で初めて提供を開始。その後、大規模な災害が発生するたびに展開されています。
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なお、「00000JAPAN」は緊急時の利便性を優先するため、ユーザー認証や暗号化などのセキュリティ対策は行われていません。同じ名前のアクセスポイントを設置し、情報を盗聴されるなどの危険性もあります。
このため政府は、「00000JAPAN」について『やむを得ない場合の安否確認や情報収集のみで利用し、IDやパスワード、個人情報や金銭が関係するサービスでの利用は極力避ける』『携帯電話回線が通じる場合はそちらを利用する』『00000JAPANに限らず、無料Wi-Fiを利用する場合はVPNソフトを使って通信する』などの注意喚起を行っています。
(この記事は7月9日Engadget Japan「九州豪雨、無料で使えるWi-Fi『00000 JAPAN』展開中 被災者を支援」より転載)
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