ハワイでは5月1日を「レイ・デー」としてレイを称えるイベントが毎年行われているほど、レイはハワイアンカルチャーを象徴するものです。レイといっても生花を使ったものから、貝殻や木の実、リボンで作ったものなど実にさまざまな種類があります。今回はそんなレイをピックアップして写真でその魅力をお届けします。
レイを販売している小さな屋台"レイ・スタンド"がハワイの街のところどころにあります。イベントなどではそんなレイ・スタンドが出店していることもしばしば。写真はプルメリアのレイ。首にかけてもらうと、とてもいい匂いがします。
こちらはオーキッド(蘭)のレイ。上品な色合いが大人の雰囲気。こちらもとてもいい香りがします。
生花を使ったレイの作り方はシンプルです。レイ・ニードルと呼ばれる専用の長い針にタコ糸のようなしっかりした糸を通し、花びらの中心に針をひとつひとつ通していくだけ。程よい長さになったら結んでできあがりです。ハワイのショッピングセンターなどでもこのレイ・メイキングの無料体験レッスンが行われています。
こちらの写真は、毎年行われるイベント「レイ・デー・セレブレーション」での一コマ。生花と草木などもミックスしたレイ。短めのレイにして手首に巻いたり、ストローハットにぐるりとつけたりと、首にかける以外にもさまざまなかけ方もできます。
生花ではなくリボンを使って、まるで生花のように作る"リボン・レイ"もあります。写真は、ハワイで行われ、由緒ある「リボン・レイ」コンテストで何度も入賞経験があり、さらにリボン・レイの教室も開いているモモさんの作品です。
ちらは、ハワイ諸島の一番西、個人所有のニイハウ島で取れる、貴重な"ニイハウ・シェル"で作られたレイ。ひとつひとつの貝がとても小さく細かい作業で作られ、とても高価なことで知られています。
ハワイの銅像にもレイがかけられているのを見たことがある方も多いでしょう。ダウンタウンにあるキング・カメハメハ像をはじめ、ワイキキビーチのデューク・カハナモク像など、記念日やイベント時にはたくさんのレイがかけられます。