襟につけるライフログカメラ Narrative 出荷開始。1日2000枚を自動撮影&クラウドで整理

ライフログカメラ Narrative の出荷が始まりました。スウェーデンの同名スタートアップが開発した Narrarive は、襟やポケットなどにクリップで付けておけば、500万画素の写真を30秒ごとに1枚、1日に約2000枚ほど自動で撮影しつづける小型カメラ。

ライフログカメラ Narrative の出荷が始まりました。スウェーデンの同名スタートアップが開発した Narrarive は、襟やポケットなどにクリップで付けておけば、500万画素の写真を30秒ごとに1枚、1日に約2000枚ほど自動で撮影しつづける小型カメラ。

36mm角で厚み9mmほどの本体には500万画素の裏面照射型センサとストレージ、バッテリー、モーションセンサを備え、自動インターバル撮影に加えてタップしてマニュアル撮影にも対応します。

1日に1000枚や2000枚の写真を撮っても保存と整理に困るうえに見返すのも大変になりそうですが、Narrative はUSBでPCを経由して専用のクラウドサービスに写真をバックアップするほか、位置情報や画像認識、顔認識などの技術を使い、写真を意味のある単位にグループ化して後から参照しやすくするソフトウェアの部分も売りです。

現在の Narrative に改名する前、" Memoto " という名で製品化資金を募っていた Kickstarter では5万ドルの目標に対して55万ドルが集まり、その後さらにベンチャーキャピタルから300万ドルを調達するなど期待のプロジェクトではあるものの、クラウドファンディング製品のお約束として順調に(?)延期を繰り返し、当初の出荷予定から半年以上遅れた今月に入ってようやく第一陣の出荷が始まりました。

Narrative の価格は世界送料無料で279ドル。対になるクラウドサービスの利用料金は一年目無料、以降は可能なかぎり安い有料でサービスを提供する予定。ライフログサービスとして、サーバに蓄積されたユーザの情報を売り物にすれば無料にできたが、敢えてそうせず、購入者にコストを負担してもらうことにした、云々の話は以前の記事をどうぞ

Narrative カメラは世界送料無料の279ドルで一般向けにも販売中。ただし Kickstarter での出資者への見返り分を先に生産・出荷するため、11月1日以降の注文分は来年1月以降に出荷予定です。

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