夏休みの宿題で最も大変なのが自由研究ではないでしょうか?そこで、夏休み終了まで残りわずかの今からでも絶対間に合う、自由研究ネタを紹介したいと思います!
【15分で自由研究♪】甘〜い「ミニトマト」を見分けられるかな?
夏においしい野菜の1つがトマトですよね。せっかくなら甘〜いトマトが食べたい!というわけで、ミニトマトを使ってトマトの甘さを見分ける実験にトライしてみよう!
勉強をしていると、甘いものが急に食べたくなりますよね。その理由は、たくさん考えて脳が疲れると、甘いものがほしくなるからだそう。でも、お菓子ばかりでは、栄養が心配...。そこでオススメしたいのが、お菓子に負けないほど甘いトマトです!赤色をしたリコピンという栄養もたくさん入っているので、体によい抗酸化作用もあるのだとか。でも、困ったことに、トマトには甘いものと、甘くないものが隠れているんです...。
トマトの重さに秘密がある?
トマトって、どれも同じに見えます。だから、どれが甘いのかわからないので、食べたけれど甘くないなんてことも...。でも、トマトを持ってみると、それぞれ重さが違うことに気づきます。もしかしたら、重さと甘さには、何か関係があるのかもしれません。
水に浮くものと浮かないものがあるはず
夏といえば海水浴ですが、海に浮かぶものと浮かないものがありますよね。では、トマトも水に入れてみれば、軽いものは浮かんで、重いトマトは沈むはず。そうすれば重さの違うトマトがわかり、食べてみたら味の違いも感じられるかも!では、さっそく実験してみましょう♪
では、実験します!
【所用時間】:約15分
【予算】:100円程度
【レベル】:(☆簡単)
用意したものはミニトマト(15個程度)、500mlの水、透明の容器、砂糖、計量スプーンです。
まず、ミニトマトを水の中に沈めます!まだ、ひとつも浮いていませんね。
では、海水には塩が含まれているように、砂糖を溶かしてみましょう。大さじ1の砂糖を入れて、ようくかき混ぜて溶かしました。
あれれ?まだ浮いてきません。本当にトマトは浮くのでしょうか...。
さらに砂糖を投入します!合計で大さじ4を入れると...!
ついに、トマトが3個浮いてきましたよ〜!このトマトは、用意したトマトの中で一番軽いことがわかりました。
さらに、大さじ1の砂糖を入れましょう。
うわっ、たくさん浮いてきました〜!ええっと、11個ですね。先ほどよりも重いトマトです。
最後に砂糖を入れたら、残りの4個も浮いてきました。今回用意したトマトの中で、一番重いトマトということです。
では味見してみましょう
すべて並べてみると、中くらいの重さのトマト(中央)が多いですね。最初に浮いた軽いトマト(左)と、最後に浮いた重いトマト(右)は、だいたい同じ数だとわかります。はたして、どのような味なのでしょうか?
では、最初に浮いてきた一番軽いトマトから味見してみます...。ううむ、なんだか物足りない味です。かじってみても、トマトの風味が弱い...。そういえば色も薄い...。
次は、2番目に浮いてきた、中くらいの重さのトマトを味見します。...おおっ、先ほどよりも、トマトの風味が強い!これは普段食べている味と似ています。
さあ、一番重かったトマトを味見します。...これはすご〜い!トマトって、こんなに美味しかったのだと感動しました。一口かじると、甘さと香りが、口の中に広がります。果汁も多めで、食べ終えたときの満足感も大。
砂糖を溶かした理由は...
トマトを水に入れても、最初は何も浮かびませんでした。その理由は、トマトよりも水のほうが軽いから。途中で砂糖を溶かしたことで、水の重みが増していき、やがて水よりも軽くなったトマトが浮かぶようになったというわけ。
実験結果☆「重いトマトは甘い」ことが判明
以上の実験から、一番重いトマトが一番甘いことを、舌で知ることができました。ということは、重いものには甘味成分が多い、軽いトマトは甘味成分が少ないことがわかりましたね。ぜひ、実際に実験して、目と舌で確かめてみましょう♪(TEXT:八幡啓司)
クックパッド編集部
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