こんにゃくはその安さとボリュームから節約食材として注目が集まっています。しかも、低カロリーで食物繊維も豊富となれば、使わない手はありません。しかし、「味が染み込みにくい」「臭みがちょっと...」など悩み多き食材でもありますよね。実はおいしさの決め手は下ごしらえにあったんです!増税開始日まで1週間を切った今。節約食材「こんにゃく」をおいしく食べる方法をリポートします。
■おいしく節約できて、しかもヘルシーなこんにゃく
増税後にもぜひ活用したい食材として、意外に見落とされがちなのが「こんにゃく」。お手頃価格なのに、メインおかずのボリュームアップにもなったり、手軽にサブおかずにもなったりとアレンジ自在なところも魅力です。しかも、低カロリーなだけではなく、食物繊維も多く含まれてるヘルシー食材!おいしく健康になって節約もできるスーパー食材といえるんです!!これは活用しないわけにはいけません!
■こんにゃくをおいしく食べる秘訣は下ごしらえにあり
でも、いっぽうで悩みも多いこんにゃく。実際に「中まで味が染み込みにくい」「臭みが気になる」という声もよく聞きます。その解決策は下ごしらえにあり!ついつい省略しがちなこんにゃくの下ごしらえが、実はおいしく食べるポイントだったのです。
こんにゃくのほとんどは水分。下ごしらえをしないまま料理に使うと味も染み込みにくいだけでなく、水分の中に含まれるアク特有の臭みがでてきてしまいます。こんにゃくの水分をできるだけ抜くことが、おいしく食べる最大のコツ。そこで、メニューに合わせた下ごしらえの方法を紹介します。
■塩をふってめん棒で軽くたたく
乾いたまな板に、水けをよくふいた板こんにゃくをのせ、塩をまんべんなくふってからめん棒で軽くたたきます。こんにゃくの余分な水分が外に流れ出し、水っぽさがなくなります。
【おすすめ】みそ漬けや汁もの、煮ものに
■かき混ぜながら中火で炒る
こんにゃくを鍋に入れ、かき混ぜながら中火で炒りましょう。こんにゃくの身がしまり、歯ざわりがよくなります。煮もの、和えものに向いていますが、炒めものにする場合も、他の材料と合わせる前にから炒りすると、味がよくなじみます。
【おすすめ】煮もの、和えもの、炒めものにも
■塩もみしてから、さっとゆでる
こんにゃくに塩をまぶして、よくもみ込んでから、しばらく置いて余分な水分を外にだします。そのあと、熱湯にさっとくぐらせて、ざるに上げて水けをきりましょう。味がしみ込みやすくなり、一層おいしくなります。
【おすすめ】おでん、すき焼きなど
しっかりとあく抜きをして、臭いを取った下処理済み蒟蒻は、あらゆる料理に大活躍。 臭い蒟蒻も癖のない便利素材に変わります。
■余ってしまったこんにゃくのおいしい保存方法とは?
手頃な値段で容量が多いこんにゃくですが、一度にすべて使いきれない場合もありますね。そんな時は、残りは上手に保存しておきたいところ。実はここにもポイントがあったんです。
●パックに入っている水を捨てないで!
こんにゃくと一緒にパックに入っている液体は殺菌効果のある水酸化カルシウムなどが入った水です。余ったこんにゃくは、捨てずに取っておいたこの液体に入れた状態で冷蔵庫で保存するのがおすすめです。
残ったこんにゃくの保存 by ゆしゅな
こんにゃく。ノンカロリーで繊維質たっぷり、あらゆる料理の嵩増し、食感のアクセントに積極的に使いたい。身近にする工夫。
メニュー別の下ごしらえ法や保存方法を覚えれば、さまざまなこんにゃく料理が一層おいしくつくれますね。クックパッドには「こんにゃく」のレシピが20,519品(2014.3.26時点)あります。さっそく挑戦してみましょう。
こんにゃくだけでパパっと1品完成!
ピリッと甘辛な味がクセになる美味しさ!ヘルシーなので沢山食べても安心♪お弁当にも❤
鶏むね肉と組み合わせて節約メインおかず
ふっくら柔らかな鶏むね肉とヘルシーでボリュームのあるこんにゃくを、カレー風味の照り焼きにしました♪
こんにゃく2枚もペロリ、ボリューム満点
メイン、ビールのおつまみ、お弁当のおかずにもなちゃいます♪こんにゃく2枚なんてすぐになくなっちゃいますよ。
※参照:財団法人 日本こんにゃく協会
(TEXT:クックパッド編集部)
【関連記事】
(2014年3月27日「クックパッドニュース」より転載)