アベノミクス旋風が世間を席巻した2013年。転職市場も例外ではなく、12月には有効求人倍率(季節調整値)が1.03倍となり、6年3カ月ぶりの高水準となった。今年もこの動向は続くのか?
今回のアンケートでは「転職のプロ」約330名に、2014年の転職市場の中でも特に気になる「ミドル人材の求人動向」について見解を伺っています。非常に興味深い結果となっていますので、ぜひ御覧ください。
Q1 2014年の転職市場について、あなたの見解を教えてください。
ミドル人材を対象とした求人募集はどのような変化を見込んでいますか?
Q2 ミドル人材を対象とした求人募集は「増加すると思う」と回答された方に伺います。
求人募集が特に増加すると見込んでいる「年齢層」を教えてください。(複数選択可)
Q3 ミドル人材を対象とした求人募集が特に増えると見込まれる「年収帯」を教えてください。(複数選択可)
Q4 ミドル人材を対象とした求人募集が特に増えると見込まれる「業種」を教えてください。(複数選択可)
Q5 ミドル人材を対象とした求人募集が特に増えると見込まれる「職種」を教えてください。(複数選択可)
Q6 ミドル人材を対象とした求人募集が特に増えると見込まれる「ポジション」を教えてください。(複数選択可)
Q7 ミドル人材を対象とした求人募集が特に増えると見込まれる「企業のタイプ」を教えてください。(複数選択可)
Q8 ミドル人材の転職者に対して「採用企業が求める知識や経験」を教えてください。(複数選択可)
Q9 ミドル人材の転職者に対して「採用企業が求めるスキル」を教えてください。(3つまで選択可)。
Q10 2014年のミドル人材の転職動向について、あなたの見解を具体的に教えてください。
ミドル人材を対象とした求人募集が増えると見込まれる職種として、最も多かったのは「経営・経営企画・事業企画系」。ポジションとしては「課長クラス」「部長・次長クラス」が多いという結果となりました。会社タイプでは大手企業よりも「中堅・中小企業」「ベンチャー企業」での募集が増えるとの予想が大半。景気の回復基調が強まる中、成長ステージの企業において、会社の舵取りを任されるようなポジションでの求人募集が特に増えるという見解が示されています。
ミドル人材に求められるスキルとして、3分の2が「高いレベルでの実務遂行力」と回答。ただ、単に業務を遂行するだけでなく、「目標や課題を自ら設定し、解決策を考える能力」が必要になるという意見が多く見られました。
ミドル人材の採用は増える見込みではありますが、より主体的に成果を生み出せる即戦力の人材が求められる傾向にあることが、今回のアンケートより見受けられました。コンサルタントの回答を参考に、転職活動を進めていただければと思います。
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(「転職コンサルタントの本音」より転載)