先日、大盛況のうちに閉幕したソチ冬季オリンピック(日本時間の今月8日からはパラリンピックが開幕)。今回は、メダルを獲得したロシア代表選手にメルセデス・ベンツの新車が贈呈されたというニュースをご紹介しよう。
ロシアでは金メダリストに12万ドル(約1220万円)、銀メダリストに7万6000ドル(約770万円)、銅メダリストに5万2000ドル(約530万円)の報奨金がそれぞれ授与されたが、更にメダルの色に応じて3種類のメルセデスが五輪選手を支援する基金からプレゼントされた。
金メダリストは、メルセデスのラインナップの中でも"ファーストクラスSUV"と位置づけられる「GLクラス」、銀メダリストはミドルクラスSUVの「ML」、銅メダリストはコンパクトSUVの「GLK」がそれぞれ贈られた。『The Moscow Times』紙によると、メルセデスはロシアでの価格設定が他国に比べて高めなので、GLKでも5万9500ドル(約610万円)するという。フィギュアスケート女子団体で金メダル獲得に貢献したユリア・リプニツカヤ選手(上の写真)らは、同基金の代表を務めるメドベージェフ首相から新車を授与された。
バイアスロン男子リレーチームで金メダルに輝いたアントン・シプリン選手は贈呈式典で、「自分がもらった車にちょっと驚いた。どんなモデルかということはもちろん知っていたが、全然信じられなかった」とロシアの国有通信社RIA-Novostiに語った。なお、15歳のリプニツカヤ選手のように運転免許証を取得できる年齢に達していない場合は、クルマだけでなく何と運転手まで手配されているという(詳しいことは不明だが)。
ロシアは参加国中で最も多い計33個のメダル(金13、銀11、銅9)を獲得し、個人・団体競技のメダリスト全員に計45台が贈られた。
翻訳:日本映像翻訳アカデミー
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(2014年02月27日Autoblog日本版「【レポート】ロシアがソチ五輪メダリストにメルセデスの新車をプレゼント」から転載)