オーストラリアのTransport Accident Commissionという政府関連団体が、オートバイライダーの事故を減らすための広告を打ち出した。このキャンペーンは、交通安全教育に力を入れる同団体が、ライダーが走行中に"ヒヤっとした経験"をもとに製作したCMだという。
政府は、これまでにも交通事故撲滅を掲げ、シートベルト着用、飲酒運転禁止、走行中の携帯電話使用禁止を呼び掛ける様々なキャンペーンを行ってきた。多角的なアプローチは認めるが、正直言ってこれらのフレーズは、誰もが聞き飽きているのが現状だ。中にはイギリスのSussex Safer Roads Partnershipが制作したシートベルト着用キャンペーンのCMのように、スローモーション映像で視聴者の心を打つものや、ティーンエイジャーが起こした自動車事故のCMのように、ショッキングな映像で人々に強くインパクトを与えるものもあった。
Advertisement
それに比べて、今回のオーストラリアのCMは、それほど衝撃的な映像は出てこない。我が身を振り返るには良いきっかけとなるCM だが、このような安全運転についての公共広告には、果たしてどれだけの効果があるのだろうか。ぜひビデオを観て、自身で考えてほしい。