007最新作に登場する幻のスーパーカー「C-X75」とは?(画像集)

そのハンサムなルックスと革新的なタービン駆動のドライブトレインは見る者の胸をときめかせる。

現在開催中のフランクフルト・モーターショーの会場から、いつもよりクールなニュースをお届けしよう。ジャガーランドローバー(JLR)は、ジェームズ・ボンドが主人公の人気スパイ映画『007』シリーズ最新作『007 スペクター』に登場する3台の車両、ジャガー「C-X75」、「レンジローバー・スポーツSVR」、「ディフェンダー・ビッグフット」を出展した。今年2月に発表されたプレスリリースでは詳細は触れられていなかったが、今回は俳優などのコメントを含む2本のメイキングビデオも公開されている。

まずは2010年にコンセプトカーとして発表されたものの、市販化に至らなかったジャガー「C-X75」。スクリーン・デビューを果たし再び陽の目を見ることになった。そのハンサムなルックスと革新的なタービン駆動のドライブトレインは見る者の胸をときめかせる。JLRによると、このオレンジ色のスーパーカーは悪役を演じるデビッド・バウティスタがステアリングを握り、ローマの街を舞台に迫力あるカーチェイスを展開するという。

一方、前作の『007 スカイフォール』に続いて2度目の出演となるイヴ役のナオミ・ハリスは、本作では黒く塗られたディフェンダーを運転する。ちなみに彼女は、前作のプロローグ・シーンの大部分で、シルバーのディフェンダーに乗ってトルコのイスタンブールを爆走していた。

そして新型レンジローバー・スポーツSVRは、ランドローバー史上最速かつ最もパワフルなモデルだ。威嚇するようなブラックのペイントを身にまとい、ルーフとバンパーにライトが追加装備されている。最高出力550hpを発揮するこの高性能SUVを、誰が運転するのかはまだ明らかにされていないが、JLRが公開した画像では、オーストリアで雪の中を暴れ回る2台のディフェンダーとカーチェイスを行う様子が見られる。

それでは、ギャラリーで3台の画像をチェックしてみよう。フランクフルト・モーターショーのブースの様子、撮影シーン、スチール写真と盛りだくさんだ。2本のメイキングビデオとプレスリリース(英文)も、併せてぜひご覧いただきたい。このビデオを観ると俄然期待が高まる『007 スペクター』は、日本では12月4日に公開される。

(By Brandon Turkus 翻訳:日本映像翻訳アカデミー)

【関連記事】