寄稿者
中尾知代
捕虜・抑留者問題研究・岡山大学社会文化科学研究科准教授、国際オーラルヒストリー学会元評議員。2015-16年度フルブライト日米教育委員会リサーチフェロー、コーネル大学客員研究員。専門社会調査士。エセックス大学Ph.D.ビルマ戦線協会(BCS)理事、米国捕虜記念の会(ADBC―MS)会員。
1960年、大阪府生まれ。研究対象は海外の日本イメージ、表象理論、第二次大戦後相互理解、捕虜と抑留者、元日本兵のオーラルヒストリーと方法論。ポストコロニアル理論。 関心領域は英米蘭の捕虜・抑留者と家族のPTSD、ビルマ戦線と和解、植民地兵士の記憶、映画表象、南方抑留(JSP)。主著『日本人はなぜ謝りつづけるのか』(NHK)共著『歴史の壁を超えて:和解のための平和学』(法律文化社)、TV番組制作に『英国50年目の夏』(朝日ニュースター、CS放送) 1982年から83年にサンケイ・スカラシップで英国ウォリック大学史学科に留学、ウェールズにて捕虜達の怒りに遭遇、1996年~8年に同エセックス大に留学し捕虜と家族のオーラルヒストリー調査を実施。2005年にオックスフォード大フェロー。現在、米国にて捕虜問題と抑留者問題、戦争の世代間記憶継承と各国の記憶の照合を調査研究中。 質問その他連絡先:oralhistory.pow@gmail.com