寄稿者

高野己保

高野病院事務長

2002年 9月 佛教大学社会学部社会福祉学科卒業 2002年10月 医療法人社団養高会 高野病院 事務長代理就任 2006年 4月 社会福祉士資格取得 2007年 4月 精神保健福祉士資格取得 2008年 4月 医療法人社団養高会 高野病院 事務長就任 2012年 4月~ 2014年10月 特別養護老人ホーム花ぶさ苑施設長兼務 父親である医療法人社団養高会理事長が院長を勤める高野病院の事務長に、2008年4月に就任。 病院の立地町は、2011年3月の東日本大震災時にともなう東京電力原子力発電所事故により一時屋内退避区域となった。それにより町は行政機能を、県内の他の地域に移し、町には患者さん100名と十数名のスタッフのみが残ることになった。治療に専念する院長に代わり、外部との折衝等すべてを行い、双葉郡で唯一病院を閉鎖することなく、現在も診療・入院機能を継続している。 2011年10月から原発事故により一時閉鎖した、隣接する特別養護老人ホーム花ぶさ苑を再開するために尽力、翌年4月に再開し施設長を2014年10月まで兼任する。コミュニティが失われた地域にあって、必要とされる地域の医療と福祉を死守すべく日々奮闘している。 2014年3月には当時の様子からその後の出来事が記録された「高野病院奮戦記 がんばってるねじむちょー」が東京新聞出版部から出版された。