寄稿者
Geraldine Thomas
ジェリー・トーマス インペリアル大学分子病理学部長 チェルノブイリ組織バンク所長
インペリアル大学分子病理学部長、チェルノブイリ組織バンク所長。1993年からケンブリッジ大学にて甲状腺病理学研究の一環で1992年からベラルーシとウクライナ、ロシアの科学者たちと共同で研究を始め、1998年からはチェルノブイリ組織バンク所長として国際学術研究に従事している。 福島原発事故後は、英国における放射線リスクコミュニケーションに積極的に取り組み、小学校から大学まで幅広く講演を行っているほか、日本でも駐日欧州連合代表部や日英原子力年次対話で発表を行っている。原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR)が2008年に公表したチェルノブイリ事故の報告書の執筆にかかわったほか、来年公表される国際原子力機関(IAEA)の福島原発事故の甲状腺がんに関する記述にも参加している。