国会見学に行ってきた!Part2

題して「これさえ言えば今日からあなたも国会通になれる!」です。

前回の記事で国会見学をする上で大切な心構えや準備、アクセス方法等をご紹介しました。さて、今回は国会議事堂の中身について詳しくご紹介。

題して「これさえ言えば今日からあなたも国会通になれる!」です。

①「あの錦鯉、新潟産で1センチ1万円やねんで」

錦鯉なんて「ドラ○もん」に出てくるあの男の子のお家にしかないイメージですが、国会議事堂の中庭にあります。全日本錦鯉振興会からおよそ20〜30本の錦鯉が寄贈されています。

国会にいる新潟県産の錦鯉が1センチ1万円するという話は、僕が国会見学をした日に隣にいた小学校の先生から伺いました。鯉の大きさを30cmとすると、30cm×10.000円×25匹=750万円。

国会を1日開くのに3億円かける国なので、750万円なんてチョロいもんなんですかね...。

②「国会で一番お金をかけているのは御休所やねんで」

御休所(ごきゅうしょ、読み方を間違えると大きな恥をかくので注意)は天皇陛下が休憩される所です。開会式の当日、陛下は議事堂にお着きになると、まずここにお入りになります。

この部屋の造作には本檜(ほんひのき)を用いて本漆塗り仕上げで、ドアノブや錠など金物は全て金メッキで出来ています。議事堂の中で最も華麗な造りになっているとか。以前はこの窓から美しい富士山を一望。今はできないそうです。

金物は全ての金メッキで出来ており、窓からは富士山を眺められる、そんな国会一お金をかけられている素敵な御休所ですが、正直僕みたいな常人では、そんなところでリラックスできないと思いました。

③「国会のテッペンって法隆寺の五重の塔がすっぽり入るねんで」

天井までの高さは32.62メートルで、法隆寺の五重の塔は32.5メートルなので余裕で入ります。

ちなみに、国会はだいたい31坪ぐらいでさが、これは「サザ○さん」に出てくる磯○家も30坪ほどだそうです。そんな良いお家に住んでるなら、お魚くわえた野良猫を追いかけなくても...。

通ぶれる発言に法隆寺の五重の塔を挙げましたが、実は五重の塔って一階建てで、中身は吹き抜け状態。これも言えばお寺通になれます。

④「ほら、見上げてごらん。あの四隅には春夏秋冬をテーマに描いてんねんで」

中央広間の四隅には、春夏秋冬の日本の四季を描いた油絵があります。当初は陶器のモザイクで作る計画でしたが、時間と費用のコスパが悪すぎて、油絵に変更されました。

作者によると、この風景のモデルは妄想。四季のある日本ならではの作品ですね。

⑤「あそこだけ銅像が建てられてないやろ。あれって政治に完成はない、未完の象徴って意味があるらしいで」

中央広間には、日本の議会政治の基礎作りに貢献した板垣退助、大隈重信、伊藤博文の銅像があります。

板垣退助は明治の初めに国会の開設を求め自由民権運動を起こし、日本で最初の政党である自由党の党首を務めました。

大隈重信は日本で最初の政党内閣の総理大臣。伊藤博文は日本で最初の内閣総理大臣であり、初代の貴族院議長です。

4つある台座のうち、残り1つ目には銅像がありません。これには「政治に完成はない、未完の象徴」という意味があるとか。

これから社会に大きく貢献する政治家が出てきたとき、銅像にするために空けられていますが、おそらく建たないと思われます。

次回も引き続き、「これさえ言えば今日からあなたも国会通になれる!」です。

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