ZOZOの前澤友作社長が、今度はヴァイオリンの名器「ストラディヴァリウス」を手に入れたと発表した。
コレクションに加えたのは、黄金期(1700-1725)に製作されたストラディヴァリウス1717年製「Hamma(ハンマ)」。
グラミー賞受賞ヴァイオリニストをはじめ、世界の一流音楽家によって弾き継がれてきた歴史があり、その名器の音色は300年間世界中の人々を魅了してきたヴァイオリンという。
演奏家憧れのストラディヴァリウス
ストラディヴァリウスは、350年ほど前、イタリアのクレモナ地域で、アントニオ・ストラディヴァリにより生み出された「最高傑作」と言われるヴァイオリンのこと。
完璧な均整をもった形と称され、その音色・響きは歴代のローマ法王やマリー・アントワネットなど数多くの人々から愛されてきた。
前澤社長はこの「Hamma」に関して「今後、このストラディヴァリウスを世界中ぐるっと旅させます」とコメントを発表。
「現地の音楽家の皆さまにもご協力いただきながら、その国や地域の子供たちの耳に、この力強くも繊細な奇跡の音色を届けていければと思います」としている。
演奏会で披露する予定
この「Hamma」は、10月9日から森アーツセンターギャラリーで始まる「STRADIVARIUS 'f'enomenon -ストラディヴァリウス 300年目のキセキ展」にて展示及び生演奏されるという。
値段は?過去のオークションは億越えが当たり前
今回のヴァイオリンの価格について、ZOZOは公表していない。
ストラディヴァリウスは、オークションなどで高価な価格が付くことでも有名だが、日本音楽財団が所有していた1721年に製作された「レディー・ブラント」は2011年に約12億円で落札された。
このほか、同じく黄金期のストラディヴァリウスは、2006年に約3億9000万円で落札されたこともある。