神奈川県座間市のアパート一室から、複数の切断された遺体が見つかった事件で、警視庁は少なくとも9人の遺体を確認した。FNNニュースなどが報じた。
警視庁は10月31日、この部屋に住む職業不詳の白石隆浩容疑者(27)死体遺棄容疑で逮捕した。
時事ドットコムによると、東京都八王子市の女性(23)が10月下旬から行方不明となり、警視庁が行方を捜索。30日午後、白石容疑者の部屋の玄関にあったクーラーボックスから2人分の切断された頭部が見つかった。
室内には他にも複数の大型の箱があり、同庁が中身を確認するとともに、遺体の身元の確認を進めている。
朝日新聞デジタルによると、女性が白石容疑者と自殺サイトを通じてやりとりしていたことが判明。女性はTwitterで「一緒に死んでくれる人を探している」などと書き込んでいたという。
23日には、JR八王子駅とアパートの最寄駅の防犯カメラに女性と白石容疑者と一緒にいる姿が映っていた。
(UPDATE:2017/10/31/12:25)
NHKニュースが警視庁の情報として伝えたところによると、男は8月22日から30日までの間、自宅のアパートの部屋で、切断した1人の遺体をクーラーボックス内に入れて遺棄した疑いが持たれている。
容疑を認め「私が殺害し、その遺体を証拠隠滅の意思でやったことに間違いありません」と供述している。
行方不明となった八王子の女性についても、「初めて会って殺害した」と話しており、女性の遺体に含まれている可能性がある。
テレ朝ニュースも同じく警視庁の情報として、見つかった9つの遺体は、特徴などから女性8人、男性1人とみられると報じた。部屋にあったコンテナボックスなどには、頭部以外にも腕や肋骨とみられる骨が多数入っていた。