TULIP財津和夫、大腸がんを公表 45周年ツアー中止で治療に専念
「心の旅」などのヒット曲で知られるTULIP(チューリップ)のボーカル・財津和夫が2日、大腸がんと診断されたことを公表した。昨年9月から開催していたチューリップ結成45周年を記念した全国ツアーの残り4公演を中止し、治療に専念する。
公式サイトによると、財津は先月25日、「腸閉塞」と診断されたことを公表していたが、その後、精密検査の結果、「大腸癌(下行結腸癌)」と診断された。
同サイトでは財津本人が「皆様へ」と題してコメントを発表。「5月下旬、腸閉塞の治療のため入院中に受けた精密検査の結果、大腸癌(下行結腸癌)が見つかりました。関係者の皆様へ多大なご迷惑をおかけすることになってしまいますが、しばらくの間ステージ活動を休ませて頂き、治療に専念させていただくことをお許しください」と理解を求めた。
昨年9月10日からスタートしたチューリップの45周年ツアー『TULIP 45th Memorial Tour “it remembers”』は残すところ5公演だったが、先月25日に発表していた5月27日の福島公演中止に続き、6月25日の名古屋国際会議場センチュリーホール公演、28日の大阪フェスティバルホール公演、7月7日の東京・Bunkamuraオーチャードホール公演、22日の福岡サンパレス ホテル&ホール公演をすべて中止した。
以下、財津のコメント全文。
皆様へ
5月下旬、腸閉塞の治療のため入院中に受けた精密検査の結果、大腸癌(下行結腸癌)が見つかりました。
関係者の皆様へ多大なご迷惑をおかけすることになってしまいますが、しばらくの間ステージ活動を休ませて頂き、治療に専念させていただくことをお許しください。
また、ご来場を予定して下さっていたお客様へ心よりお詫び申し上げます。
チューリップ45周年ツアーもラストスパートに差し掛かっていただけに心残りです。
完走できなかった今回のツアーですが、来年にはチューリップの一員として新たなコンサートツアーを開始するつもりです。
皆様とお会いできることを楽しみにしています。
2017年6月2日
財津和夫