同社によると、14日午後5~7時に外部から不正アクセスを受け、ビットコイン、モナコイン、ビットコインキャッシュの3つの仮想通貨が流出した。17日にサーバーの異常を検知し、翌18日にはハッキング被害が確認されたため、財務局へ報告を行うとともに、捜査当局に被害を報告した。
国内の仮想通貨取引所からの大規模な通貨流出は、「コインチェック」が1月に外部からの攻撃を受け、仮想通貨NEMを約580億円分を流出させて以来だ。
Zaifは公式サイトで「Zaifなら安心・安全!万全のセキュリティ」と謳っていたが皮肉な結果となった。同社は「お客様の信頼を裏切る結果となり、伏してお詫び申し上げる」としている。
今回の流出事件に絡んでテックビューロは、別の仮想通貨交換所を運営するフィスコ(東京都港区)から約50億円の金融支援を受ける方針となった。株式の過半数も取得し、同社はフィスコの傘下に入ることになる。