小説「炎熱商人」などの作品で知られた直木賞作家の深田祐介(ふかだ・ゆうすけ、本名・雄輔=ゆうすけ)さんが7月14日、肺炎のため死去した。82歳。葬儀・告別式は親族で行った。MSN産経ニュースなどが報じた。
東京都出身。早稲田大学卒業後、旅行代理店勤務時代に「あざやかなひとびと」で文学界新人賞。その後、日本航空に入社し、自らの長期にわたる海外駐在体験をもとにしたエッセー「新西洋事情」で昭和51年、大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。
フィリピンを舞台に、日本の商社マンの姿を描いた経済小説「炎熱商人」で57年に直木賞を受賞した後、日本航空を退社した。
(MSN産経ニュース「直木賞作家の深田祐介さん死去」より 2014/07/18 23:36)
「炎熱商人」は、太平洋戦争の傷痕を色濃く残すフィリピン・マニラを舞台に国際ビジネスの最前線で働く日本人商社マンの誇りや情熱などを壮大なスケールで描いて話題となり、テレビドラマにもなった。
また1983年には、日本航空(JAL)の新人客室乗務員の奮闘を描いた「スチュワーデス物語」が、堀ちえみさん主演でドラマ化され大ヒットした。
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