タレントで俳優のユースケ・サンタマリアさん(46)が7月14日にNHKの「あさイチ」にゲスト出演、番組冒頭でV6の井ノ原快彦さんに代わって新司会に就任したと冗談で宣言したため本気にした視聴者からFAXでの問い合わせが相次ぎ、謝罪を招く事態となった。
通常は、井ノ原さんと有働由美子アナウンサーの2人のトークで始まるオープニングだが、この日はユースケさんが登場し「新司会者のユースケ・サンタマリアです。本日のプレミアムトークは、ゲスト、イノッチ」と笑顔で爽やかに挨拶。ユースケさんの紹介を受けた井ノ原さんは「どうぞよろしくお願いします」と応じた。
続けてユースケさんが「イノッチのね、突然の降板、びっくりしましたね」と話を続け、有働さんも「びっくりしましたね、私も」と応じた。井ノ原さんは「今年で8年目になるんですかね」「降板して、すぐにゲストなんですね」などと話し、有働さんは「私は残ったんですか」と3人でコントのようなやり取りを交わした。
さらに有働さんが「ユースケさんは、どういう経緯で新司会になったんですか」と問いかけると、ユースケさんは「バーターです。事務所違うんだけどね。似てるって、雰囲気が」と語り、スタジオでは笑いが起きた。最後はユースケさんが「早く話戻そうか。乗っからなくていいから」と2人にツッコミを入れていた。
このユースケさんらのやり取りに、井ノ原さんが本当に降板したと一部視聴者からの信じた模様。番組最後の視聴者からのFAXを紹介するコーナーで、有働さんが「さっきから80歳になる母が何度も『この人に司会が代わるんだってさ…いのっちさんで良かったのに』って残念がっているんですけどぉー…」「あさイチを見ているうちのおふくろが、いのっちが司会じゃなくなると悲しんでおります…。ユースケさんの話を信じる人がいるとは思いませんでした。ユースケさん、ちゃんとうちのお袋に嘘だって言ってください!笑」と届いたFAXを紹介した。
これを受け、ユースケさんは「だからなっちゃうんだよ、(井ノ原さんが)否定しないからだよ」と言うと、井ノ原さんは「あなたが言い出したんだから」と笑顔で小競り合い。有働さんが「乗っかったイノッチも悪いから、2人で謝ってください」と促したため、ユースケさんはカメラに向かって「お母さん、嘘をついたつもりはないんです。ちょっとした冗談を言ったつもりでした」と釈明、「本当に申し訳ありませんでした」と2人で揃って頭を下げた。最後に有働さんが「司会は変わりません」と強調、番組は終了した。
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