NHKの報道番組「クローズアップ現代」で「やらせ」が指摘されていた問題で、NHK調査委員会が4月28日、「過剰な演出」があったとする調査結果をまとめた。これを受けて、NHKは同日、同番組の放送予定を変更して調査報告書の内容や調査委の会見の様子を放送、国谷裕子キャスターが涙ぐみながら謝罪した。
国谷キャスターは番組の最後、「22年間番組を放送してきましたが、事実に誤りがある番組を放送してしまったこと、視聴者の信頼を損ねてしまったことをおわびいたします。常にフェアで事実に誠実に向き合うことで番組に取り組んできましたが、今回調査委員会により、その一部が視聴者の信頼に反する内容と指摘されました。私としても残念でおわび申し上げます」と、涙ぐみながら頭を下げた。毎日新聞はこう伝えた。
問題とされたのは、2014年5月放送の「追跡“出家詐欺”~狙われる宗教法人~」。調査委は、過剰な演出や事実関係の確認不足があったとしたものの、「やらせ」によるよる捏造はなかったと結論づけた。
NHKは取材を担当した大阪放送局記者(38)を停職3カ月とするなど15人を懲戒処分とした。籾井勝人会長ら役員4人は報酬の一部を自主返納する。
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