明石家さんまさんが7月27日夜、MBSラジオの番組「MBSヤングタウン土曜日」に出演し、吉本興業所属芸人の「闇営業」問題から始まった、吉本興業の一連の騒動について言及した。
別の話題で来年の話になった際、明石家さんは「来年かぁ。俺が吉本いるかどうかわからへんからな」と話した後、自身も所属する吉本興業の混乱状況に触れ、「絶対元には戻らないんですよ」「元に戻さん方がええ」などと踏み込んだ。
かなりかかるど、これグダグタ、うちの会社。あと何ヶ月かかかる、色んな問題解決するには。こんな簡単に終わるもんじゃないねん。どうせ元には戻らないから、恋人と一緒で。『花瓶なんて、元に戻るじゃんボンドつけりゃ」って言うけど、絶対にボンドついてるからね。絶対元には戻らないんですよ。ボンドをはった花瓶で生きていかなあかん。それをどう綺麗に見せるか。
だから、みんなは元に戻そうとすんねんな、「昔の吉本に」とか。昔は昔やし。ゆうとくけど、吉本が元に戻ったところで、今のまたこの状況になんねんど。今みたいな記者会見になんねん。だから元に戻さん方がええねん。
その上で、「ここにいて若い困っているやつらをなんとか助けてあげることができるように」と自身の心中を明かした。
今は辞めるつもりはないですけども、ここにいて若い困っているやつらをなんとか助けてあげることができるように、中にいるつもりなんですけども、これからどうなっていくことやら、まだまだ見えない。世間はもう興味半減してるやろうけど、こっち側の当事者としてはちょっと時間がかかるという、そこに『明石家さんまとしてできることは』ということやからな。
■加藤浩次さんの行動を「人として賛同」
同じく吉本興業所属の加藤浩次さんが、情報番組「スッキリ」(日本テレビ系)で、「僕はこの状況が変わらないなら、僕は退社します」などと訴えたことについても明石家さんは言及した。
「俺はあいつの全ては知らないけど」と前置きした上で、「加藤はああいう行動をとって僕は正しいと思います。加藤の気持ちになれば、ああするのは。細かい話は抜きにして、加藤のやってることは、加藤としては、人としては、俺は賛同できます」と話した。
また、一部報道で明石家さんの個人事務所に入ることを希望している芸人がいるのではないかと報じられていることなどを念頭に、「タレントさんがさんまの事務所に入るんじゃないかということで噂されていますけども、誰1人来ておりません。声はかけましたけども、今のところ『入れてくれ』というのは誰1人いません」と冗談めかして語った。
一方で宮迫博之さんについては、「岡本(社長)に『宮迫は預かってもええで』というのは言ってあるんですけど、まだ宮迫とも正式な話もしてない」という状況も明らかにした。